杉村太蔵は国葬を欠席、それでも「素敵なリーダー」と語った根拠とは?

 元衆院議員でタレントの杉村太蔵(43)が1日放送の「今田耕司のネタバレMTG」(読売テレビ)に出演。9月27日に執り行われた安倍晋三元首相の国葬を欠席した理由を明かした。

 この日の放送では賛否がありながら開催された国葬の影響を取り上げた。国葬について問われると杉村は「僕もあれですよ、(国葬の)招待状いただいたんですよ」と誇らしげに明かしたが、当日は欠席したという。欠席の理由については「収録があったものですから…どうしても行けなくて」と明かし、その上で「やっぱり、申し訳ないので、個人的にもお世話になったので、一般献花にちょっと遅れて、4時半くらいに行ったんですけど。いや、長蛇の列でね…断念しました」と、献花の列に並ぶことすら断念したと語り、スタジオからは総ツッコミが。杉村は「ほんとにありがとうございましたって気持ちだったんですけど、あまりにも長くてね、ちょっと途中で失礼しました」と一般献花の行列の長さを振り返った。

 そんな杉村だが、安倍元首相を「素敵なリーダーだったな」と振り返る。

 杉村は安倍政権時代のコロナ対応として記憶に新しい“アベノマスク”について「経産省出身のすごい優秀な秘書官がいらっしゃって、もともと2020年の1月くらいに中国でウイルスが出てきて、『これ日本にも入ってくるぞ』と。そうすると、2月の貿易統計っていうのがあって、2020年2月のマスクの輸入量って、もう桁違いにとんでもない数を輸入していたらしいんですよ、日本って。もう尋常じゃないくらいの量。ところが、街に全く出てなかった。これ完全に買い占められてしまった。これからマスクの需要が増えるから。で、『これ総理大変なことになります。是非、国民1人1人にマスクを配りますから、安心してくださいと、総理から言ってください』っていう、その経産省出身の秘書官からの進言で、『そうか大丈夫か?じゃあ任せた』っていうことで、“アベノマスク”作ったんです。それが配布されたのが4月とかそんくらいですよね。ただ、『マスクを配ります』って言った瞬間、買い占めてた人たちが、マスクが今度売れなくなるから、一気に出始めたじゃないですか。『今売れ!』って。あの時、マスクが出回ってから、“アベノマスク”が届いたわけですよ、そしたら『何だこのマスクは!』と猛烈な批判があって、強烈に支持率が下がった」と“アベノマスク”の顛末を明かした。

 杉村はその後の安倍元首相の対応について「秘書官が(批判を生んでしまい)『申し訳ありません』って言ったら、安倍さん、全く気にせず、『君の言ってることは全く間違ってなかった。君のお陰でこうやってマスクが出たんじゃないか』って言って、最後の最後まで“アベノマスク”をしてた。それを見た秘書官は、生涯この人について行こうと思ったらしい」と語り、故人を偲んでいた。

(浜野ふみ)

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