「都議会がメチャクチャ」カンニング竹山の“小池批判”で囁かれるバトル再燃

 7月7日に投開票を迎える東京都知事選挙。小池百合子現都知事はいまだ出馬表明をしていないものの、すでに立候補を表明している立憲民主党の蓮舫氏との対決に注目が集まっている。6月5日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金・夜9時~)で都知事選の争点のひとつとして取り上げたのが、都庁のプロジェクションマッピング事業。ゲストでお笑い芸人のカンニング竹山が都政に苦言を呈し、ネット上では2人の因縁がクローズアップされている。

 48億円超もの費用を投じたプロジェクションマッピングについて、竹山は「1日2000万円放出していくんですよ。やることによって1日2000万円のお金がなくなっていくのね。これ都民の税金が」と切り出し、開催場所が新宿西口の都庁であることに触れて「観光で人が集まってどうなるんだ」と、その効果に疑問の声をあげた。

 さらに竹山は「裏に、とある広告代理店に“これだけ払っている”。“いや、そこは払っちゃいけないことになってるでしょ”とか」と不自然な金の流れや都政の不透明さを指摘していた。その後、元衆議院議員でタレントの杉村太蔵が、「大事なことは小池さんが単独でやったわけじゃなくて、ちゃんと都議会を通過していることなんです。民意に基づいて行われている」と擁護すると、竹山は「確かに都議会を通じて…っていうプロセスは踏んでるんだけど」と前置きしてこう反論した。

「都議会の状況が、メチャクチャになってることをみなさん知ってますか? ってことです。都知事は拒否するし、何回質問しても『他の人言え』、『知事答えてください』って言っても答えないってことが年間に何十件もあるわけですよ。それの問題が起こっているのに、都民は何も知らない。そのVTRが今、出だしていますよ」

 竹山の都政批判に、ネット上では《説得力があるな》《都議会がそんなことに…知らなかった》と称賛の声があがる一方、《バトル再燃か》《3年前の抗議文騒動を思い出す》といったリアクションが寄せられていた。

「カンニング竹山さんは2021年3月にTBS系の『アッコにおまかせ!』に出演した際、小池都知事が出演したYoutubeの動画について『4.7億円の税金が使われている』とコメント。しかし、4.7億円という額はおよそ半年間に計上した広告費の総額。番組内で竹山さんが訂正したものの、のちに東京都がテレビ局と竹山さんが所属する事務所に抗議文を送付していたことが発覚。都には『言論封殺だ』『タレントいじめだ』などと苦情の電話が殺到する大騒動に発展しました。なお、竹山さんが言及した都議会の答弁拒否をめぐる騒動はYoutubeでも閲覧でき、いかに紛糾しているかがわかります」(都政ウォッチャー)

 都知事選が近づくにつれ、注目度を増す竹山。「抗議文」を送付されないよう、慎重かつ正確なコメントが求められそうだ。

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