またやった!バイデン大統領「認知症疑惑」を隠せないこれだけの「失言と失態」

「ジャッキー、どこにいる?」

 アメリカのジョー・バイデン大統領は9月29日、演説中にこう呼びかけて、共和党のジャッキー・ワロースキー下院議員を探したが、その姿は見当たらなかった。なぜならワロースキー議員は、8月3日に交通事故で亡くなっていたからだ。しかも、追悼の声明文は、バイデン大統領自身が出していた…。

「その後に行われた会見では、この一件に質問が集中しました。現在79歳のバイデン大統領は、すでにトランプ前大統領との選挙中から言葉があやふやになるなど『認知症疑惑』があって、そのことをトランプ氏は『スリーピー(寝ぼけた)ジョー』と揶揄していたほどです。ジャンピエール報道官は、超党派でともに仕事をしてきたワロースキー議員のことが頭の中にあったのだろうと弁護しましたが、記者たちが重大な健康問題だと食い下がる場面もありましたね」(全国紙記者)

 アメリカは11月8日に中間選挙が控えており、バイデン大統領にとって、今はとりわけ重要な時期だ。しかも、11月20日には80歳の誕生日を迎える。当然、人々の関心は「高齢と健康」に向かう。そんな中で出てしまった「失言」だった。

 実は、バイデン大統領の「失態」は8月にもあった。この時は、1度握手した上院議員にまた握手しようと手を差し出したのだ。この様子はネットで拡散され、国民に不安を与えた。さらに9月18日には、台湾に関し、有事には「中国から守る」と発言。これは実質的に、台湾の独立を支持することになり、中国が言うところの「1つの中国」の考え方と対立するもので、中国にしてみると「内政干渉」ということになる。

「アメリカは台湾の独立に関しては、『戦略的曖昧さ』という政策をとっていて、独立の支持も不支持も表明しないことになっています。しかし、バイデンは台湾に関しては『曖昧さ』を回避した発言を繰り返しています。本音を言っていると言えばその通りですが、その点にまで頭が回っていない、と取る関係者もいて、いずれにせよその都度、中国を刺激していることになります」(前出・全国紙記者)

 昨年は、誕生日を迎えるにあたって健康診断を行い、「問題なし」との結果を公表したバイデン大統領。今年も必ず行われるはずだが、果たして結果は…。

(猫間滋)

ライフ