沢尻エリカ、一部で“歌手報道”も望み薄で残された道は「ユーチューバー」

 昨年11月、法律違反の薬物所持で逮捕され、2月6日に懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決が下った、沢尻エリカ。裁判の中では、自らを「無職」と言い、女優復帰の意思もないことを明かしていたが、芸能界からは退かないだろうというのが大方の予想だ。

「所属事務所は更生への助力を明言していて、実際にまだ解雇などの措置をとっていない。両者の思いにはまだ隔たりがあるようですが、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』は撮り直しを余儀なくされ、放送が始まったばかりのCMスポンサーも大激怒。賠償金は10億円をくだらないといい、女優を辞めたとしても沢尻に支払い能力はない。結局、事務所のサポートを受け、芸能活動で返していくしかないでしょう」(芸能プロ幹部)
 
 だが、ドラマも映画も、スポンサーや他事務所のタレントの理解があってこそ出演できるもの。

「10代のころから様々な違法薬物に手を出していたことが明らかになった沢尻の起用は、現実としてなかなか難しいでしょう。一部で歌手での復帰が報じられましたが、いまの沢尻が歌で何を伝えようというのか。10億円もの穴埋めができるほどのヒットが生まれる可能性は低く、むしろ製作費のマイナスがかさんでいくだけでしょう」(前出・芸能プロ関係者)
 
 残された道は、宮迫博之にならってのユーチューバーデビューくらいだろうか。

「それなら可能性は大いにあるでしょう。炎上が最大の宣伝になるのがYouTube。宮迫も、チャンネル開設当初は批判が多かったものの、あっという間にチャンネル登録者数50万人を超え、人気ユーチューバーの仲間入りを果たしています。沢尻がその気になれば、人気ユーチューバーがいくらでもコラボ協力してくれるはず。体当たり企画などでバズれば、一撃で登録100万超えもある。発信力が証明されれば、新たなスポンサーがすぐに支援の手を上げるはずです」(フリーライター)
 
 もちろん、薬との決別が条件になるが。

(露口正義)

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