沢尻エリカ、執行猶予明けに”中国で復帰”の可能性

 昨年2月に法律違反の薬物所持の罪で懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決を受けた女優の沢尻エリカ。以来、薬物治療と謹慎生活を送っており、その動向は一切報じられていない。法廷では「(俳優への復帰は)考えていない」と答えていたが、執行猶予が明ける23年2月以降は女優業に復帰するという見方が強い。

 ただし、演技力が高く評価されているとはいえ、NHK大河ドラマ降板による再撮影で放送開始時期を遅らせてしまった罪は大きく、「地上波復帰はムリ。また、スポンサーも納得しない」と語るのは在京キー局のディレクター。

 テレビドラマ出演が絶望的となると映画での復帰が現実的に思えるが、これもそう簡単な話ではないようだ。

「単館系ならともかく、大手配給会社の作品は難しいかも。それに映画製作には資金が必要ですが、彼女をキャスティングするとなれば資金を集めにくくなるかもしれません」(映画ライター)

 しかし、国内ではなく海外での復帰を目指すという話もある。特に有力視されているのは中国で、18年に上海映画祭に招かれた際には、沢尻本人も「正直(進出)したいです。そういう作品に関わることができたら私もうれしいです」とかなり前向きなコメントを残している。

「これまでの出演作品は国内のドラマ・映画ばかりですが、沢尻さん自身は海外志向も強い。逮捕される前のことですが、周囲にはチャンスがあれば外国作品に出演したい、といったことを話していたようです」(同)

 実際、中国国内でも知名度は高く、彼女の出世作となったドラマ『1リットルの涙』は現地でも人気だという。

「酒井法子さんも薬物事件からの復帰当初は、中華圏での仕事を積極的にこなしています。沢尻さんは以前から中国語を覚えたいと語っており、復帰後を見据えて現在猛勉強中との噂もあります」(同)

 だが、気がかりな情報もある。中国当局は政治的な言動や行動、風紀・道徳面において問題の芸能人の起用を見送るように通達。これに引っかかる可能性が懸念されている。

 薬物事件を乗り越えて国際派女優としての道を歩むのか、今後の動向を見守りたい。

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