藤井聡太「竜王戦」で駆け上がる「八冠ロード」(3)同年代ライバル不在の影響は…
四天王最後のひとりは、永瀬王座。コロナ禍になる前は、藤井と対戦形式の研究会を開くなど仲がよく、互いの手の内を知る若手強豪の代表格だ。 「タイトル獲得4期の実力派ですが、豊島、渡辺と比較してそこまで...
四天王最後のひとりは、永瀬王座。コロナ禍になる前は、藤井と対戦形式の研究会を開くなど仲がよく、互いの手の内を知る若手強豪の代表格だ。 「タイトル獲得4期の実力派ですが、豊島、渡辺と比較してそこまで...
竜王戦は直近の成績のこともあり、「藤井有利」とみる向きが多い中、豊島は再び藤井にとっての高い壁となれるのか。 「豊島さんにとってはまさに背水の陣でしょう。ギリギリの勝負ではありましたが、王位と叡王...
かつて1勝6敗と辛酸を嘗めた「天敵」を相手に天才棋士が挑んだ最高峰の「竜王戦」。10月8日から臨んだ第1局では、中盤の劣勢をはねのけて勝利を飾った。羽生善治九段が七冠を制して25年、これまで「10代...
7番勝負の王位戦は最大9月28・29日まで予定されているが、その最中の7月25日からは叡王戦(5番勝負)が始まる。今度は王者・豊島に対し、挑戦者・藤井と立場を変えての対局となるが、合わせて最大12番...
悪い流れを断つ手段はあるのか。深浦九段は豊島竜王の戦術をこう分析する。 「強打の豊島竜王は1Rから猛ラッシュを仕掛けてくる棋士です。タイトルホルダーともなると、相手にある程度好きに指させて、最後に...
藤井二冠の王位防衛の前にスクッと仁王立ちする豊島竜王は12歳年上だ。しかし、2人はかなり似た経歴の持ち主だという。 「将棋を習い始めた年齢は藤井王位の5歳に対し、豊島竜王は4歳。奨励会入りも藤井王...
16年に14歳2カ月の史上最年少棋士としてデビューして以来、数々の最年少記録を塗り替えてきた藤井二冠。その勝率は8割4分と破竹の勢いは止まらない。しかし、その前に大きく立ちはだかるのが豊島竜王だ。王...
プロデビューから長く両立してきた学業からの〝卒業〟もあった。2月16日、日本将棋連盟を通じて、1月末に高校を自主退学していたことを発表したのだ。 「昨年はタイトル戦が続いたこともあって物理的に学校...
どれだけAIが将棋界を席捲しようが、対人戦を軽んじているわけではない。だが、列島を猛襲するコロナ禍で「密」を避ける行動様式が、棋士同士の研鑽に大きな変化をもたらしたという。 「棋力を上げるために複...
そんな藤井の強さを語る上で欠かせないのが、コンピュータ将棋ソフトによる「AI研究」だろう。「タヌキの為に鐘は鳴る」などのソフト開発に携わる野田久順氏が解説する。 「パソコンのモニターに映る盤面に局...