梨花ブランド“全店舗閉鎖”に業界関係者からも「やっぱり」の声

 モデルの梨花が、全国に6店舗ある自身のブランドショップを年内で全店閉店することを報告し、これに「予想通り」との声が相次いでいる。

 梨花は3月2日にインスタグラムで、「MAISON DE REEFURは年内をもちまして全店舗、 閉店させて頂くこととなりました」と切り出すと、「目まぐるしく過ぎていく今の時代 私自身 思考や求めるもの 大切にしたいことが、だんだん変わっていく中で 心を保ちながら私の力不足も含めて この大きなビジネスを保つことが、とても難しいと感じるようになりました」と、閉店理由を説明している。

「MAISON DE REEFURは、2012年に東京の代官山に一号店がオープン。初年度には35万人が来店したと言われており、最盛期には月1億円以上という驚異的な売上を叩き出して話題になりました。それが10年も経たずして全店閉店に追い込まれたわけですが、ファッション業界内では“よくもった方だ”といった見方が多いんです」(アパレル関係者)

 これを受けネット上では《とにかく値段が高すぎて誰が買うのか疑問だった》《最初の店舗が成功したからって、急激に店舗を増やしすぎた結果》《店舗は日本にあるのに、本人はハワイでしょ。そんなことで成功するわけがない》など、厳しい意見が相次いだ。

「梨花は15年からハワイに生活の拠点を移したのですが、その運営に対し懐疑的な意見が聞かれ始めたのもその頃からです。同年に立ち上げたオリジナルブランドの『LI HUA』もかなり値が張るものばかりだったことから、“日本の服飾市場をまったく理解していない”と揶揄されていたほどです」(前出・アパレル関係者)

 3日、ファッション誌のイベントに出席した梨花は今後について、「次のステージに行かないと」と語っていたが、ハワイでの悠々自適生活の片手間で成功するほどビジネスは甘くないのかもしれない。

(小島洋三)

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