「芸能活動と両立できるか」榮倉奈々のアパレルブランド「CEO就任」に不安の声が出るワケ

 10月6日にアパレルブランド「newnow」(ニューナウ)を立ち上げ、CEOに就任すると発表した女優の榮倉奈々。

 ただ、女性芸能人が自身のブランドを作り、プロデュースすることは珍しくないが、知名度だけで成功できるほど甘い世界ではないようだ。

 実際、昨年6月には「AAA」元メンバーの伊藤千晃が手がける「KIKI AND DAYS」(キキアンドデイズ)が無期限休止を発表し、紗栄子の「my apparel」(マイアパレル)は販売を終了。それ以前には、篠田麻里子プロデュースの「ricori」(リコリ)が14年に運営会社が倒産しており、梨花の「MAISON DE REEFUR」(メゾン・ド・リーファー)も19年に全店舗閉店となっている。

「この中だと芸能活動を休業して取り組んでいた梨花さんのブランドは百貨店や駅ビルにも次々と出店し、商業的は一定の成功を収めたケースと言えます。それでも7年で全店閉店となりました。他の多くの芸能人アパレルブランドはおよそ3年以内に事業を終了していますね。原因は1つではありませんが、タレント側が名義貸しに近い状況で実際にはほとんど関わっていなかったり、芸能活動など他の仕事と並行して片手間に行っていたケースが挙げられます」(女性ファッション誌編集者)

 今回の榮倉奈々の新ブランドは、彼女自身がモデルとしての実績もあることから、ネット上には好意的な意見が目立つ。だが、《CEOなら責任重大だし、女優業と両立できるほど甘い仕事ではないと思う》など厳しいコメントも飛んでいる。

「そもそもファッションブランドは、現場任せで回せるビジネスではありません。広告戦略や営業が重要ですし、ましてや彼女は最高経営責任者で名前だけのお飾りプロデューサーとは違います。芸能活動と両立できるのか、疑問に思う人が多いのもうなずけますね」(前出・編集者)

 とはいえ、渡辺直美や藤田ニコルなど、二刀流を成功させている先達もいる。船出した彼女の活躍が注目されるのだ。

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