「伝説のすた丼屋」が、連日のように続く30℃を超える暑さを乗り切るための夏季限定“涼感すたみなメシ”を一度に2種類同時投入してきたということで、さっそく食べに行ってみた。
今回登場したのは、同チェーンの看板商品である「すた丼」に刻み玉ねぎ、青ねぎをトッピングし、牡蠣だしポン酢をかけた「ねぎポン酢すた丼」(1090円)と、同じく人気商品の「すたみな肉そば」のスープをキンキンに冷やした「冷やし肉そば」(990円)の2品。
すた丼屋の商品はどれもボリューム満点だが各メニュー量を選べるので、「ねぎポン酢すた丼の腹五分目盛り」と「半冷やし肉そば」を注文した。
なお、「ねぎポン酢すた丼の腹五分目盛り」は肉量50g、飯量200gとなり、通常の元祖盛りの半分よりはやや多め。すた丼のにんにくが効いた豚バラ肉が使用されているため、ひと口食べればガツンとしたパンチが感じられる。刻み玉ねぎ、青ねぎはシャキシャキとした食感は清涼感があり、牡蠣だしポン酢は正直あまり牡蠣感は感じられなかったが、ポン酢の爽やかな酸味が食欲を刺激して、めちゃくちゃご飯が進む味わいだ。
そして、「半冷やし肉そば」はというと、キンキンに冷えたにんにくの効いた醤油スープは想像以上にスッキリと優しく、飲めば飲むほど体をクールダウンさせてくれる。ちぢれた中細の麺はこちらもしっかりと冷水で締められているようで、喉越しなめらかで歯切れも良いプリパツ食感。豚バラ肉も冷しゃぶのようにさっぱりとした仕上がりなので、暑い夏でも箸が止まることなくスイスイと食べられてしまう。
爽やかながらもパンチのある「ねぎポン酢すた丼」とひんやりすっきり食べられる「冷やし肉そば」の相性はかなり良く、五分盛りと半であればボリューム的にもお腹いっぱいになりすぎずちょうどいい塩梅。肉丼と麺を同時に食べられるという満足感もあって、これで2品1420円ならコスパ的にも全然悪くないだろう。
なお、価格は店舗で異なり、「冷やし肉そば」は一部店舗限定での販売となるので、取扱店はホームページで確認しよう。
(小林洋三)