丼チェーン「伝説のすた丼屋」は12月2日より、赤身の“紅”が味わえる「乱切り赤身牛コンボ丼」、脂身の“白”の「牛バラローストビーフ丼」、双方が味わえる「乱切り赤身牛&ローストビーフコンボ丼」(各・税込1280円)を販売開始した。今回は慌ただしい師走を乗り越えるため、紅も白もガッツリいただける「乱切り赤身牛&ローストビーフコンボ丼」を食べに行ってきた。
紅の乱切り赤身牛コンボは、希少部位とされる“牛タン下”と“牛せせり”を味が染み込みやすいように乱切りにカット、塩こうじなどに漬け込むことで柔らかく仕上げられている。一方の白の牛バラローストビーフは、脂身の多いバラ肉を低温調理することで脂の甘みを引き出しているという。「乱切り赤身牛&ローストビーフコンボ丼」は、そんな紅と白がハーフ&ハーフで半分ずつ乗った、3種類の牛肉が味わえる豪華丼となっているのだ。
まずは紅からいただいてみると、牛タン下も牛せせりも本当に柔らかく、しっかりと焼き上げられているため赤身肉の力強い旨みに香ばしい風味が合わさり、ご飯が進む進む。さらに特製の「すたみなソース」にはクラッシュニンニクと刻みタマネギが入り、シャキシャキとした食感も良い。そして添えられたバターは濃厚さはそのままに、まろやかさも加えてくれている。
続いて白の方はというと、確かにしっかりと牛バラ肉の脂の甘みを強く感じられるが、しつこさはまったくなく、むしろサッパリと食べられる極上のローストビーフといったところ。白単体の「牛バラローストビーフ丼」には、ここに味玉タルタルソースがかけられているという。しかし、濃いめな味付けの紅と一緒になった場合はなくて正解。それぞれの牛肉の味わいの違いをより楽しむことができるようになっている。
「伝説のすた丼屋」といえば、並盛でも茶碗約3杯ぶんものご飯が丼ぶりにみっちりと詰まっているが、そんなことは気にならないくらい夢中でかき込みアッという間に完食してしまった。これだけのボリュームがあって、なおかつ味わいの違う3種類の牛肉がいただけるのであれば、1280円はむしろ高コスパと言えるだろう。師走で疲れた体にエネルギーチャージしたい方はぜひ食べてみてはいかがだろうか。