「伝説のすた丼屋」の新作「オムすた丼」は濃厚豚バラ×とろりオムレツでご飯が止まらない!

 春といえば“てりたま”の季節。ハンバーガーチェーンではテリヤキソースとたまごを使用した様々な限定メニューが登場しているが、丼チェーン「伝説のすた丼屋」もこの流れに沿った新作「オムすた丼」(元祖盛り1190円=税込)を3月18日から販売開始したのでさっそく食べに行ってみた。

 同商品は、看板メニューである「すた丼」にオムレツを乗せ、すたみなてりやきダレにマヨネーズをかけたという直球どストレートな一品となっている。ちなみに、並盛りにあたる元祖盛りは、ご飯約370g、肉約100gの総重量約530gという大ボリュームで、これにひよった記者は少しサイズを落とした腹八分目盛りを注文した。

 オムレツは薄く、半熟のところを残した焼き加減で、とろりとたまごの旨味を強く感じられる。そこにかけられたてりやきダレは甘みと酸味、そしてにんにくがしっかりと効いたパンチのある味わいで、他のてりたま商品とはひと味もふた味も違うかなり濃厚なものとなっている。

 そして、秘伝のニンニク醤油ダレで炒められた豚バラ肉とオムレツを一緒にいただくと、バラ肉はご飯が進むようにしょっぱく、てきやきダレ以上ににんにくのパンチが効いているのだが、濃厚と濃厚がぶつかり合うと濃厚さが打ち消されるのだろうか。コッテリなはずのオムレツやマヨネーズが豚バラをまろやかに包みこんでくれて、微塵も喧嘩することなく、よりご飯を欲するものに超進化している。

 この商品はスプーンが提供されるのも良い。オムレツとバラ肉とご飯をしっかりとすくい上げてくれるので、三位一体の美味しさを堪能できて食べる手が止まらない。腹八分盛りといってもお茶碗2杯くらいのご飯が丼に敷き詰められているのだが、あっという間に完食してしまった。元祖盛りにしなかったことを後悔するくらい、ヤミツキになる味わいだ。

 今年の春はいつもとは違ったてりたまを味わってみてはいかがだろうか。

(小林洋三)

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