喜多方ラーメン坂内が、6月17日から販売を開始した季節限定の新メニュー「たっぷり野菜の辛味まぜそば」（税込1040円）。坂内にとっては初の“まぜそば系”メニューとなる本作。多加水の極太ちぢれ麺が、辛味ダレと野菜にどう絡むのか。さっそく実食してきた。
爽快な辛味と極太麺がクセになる新感覚
この新メニュー、何が特徴かというと、柚子胡椒×青唐辛子×たっぷり野菜の“さっぱりピリ辛”仕立て。トマト、大根、白髪ねぎ、水菜、にんにくの芽などの新鮮野菜がふんだんに使用され、さらに香ばしく炙った角切りチャーシューがたっぷり乗ってくる。
「よく混ぜてお召し上がりください」の案内通り、しっかりとかき混ぜてひと口すすると、ちぢれ平打ち麺に辛味ダレがギュッと絡んでめちゃくちゃ旨い！
青唐辛子と柚子胡椒が効いた和風スパイシー仕立て
味の方向性は、どこか和製ペペロンチーノ的なテイスト。にんにくの香ばしさ、塩気、オイルのまろやかさが絶妙なバランスだ。加えて、青唐辛子のフレッシュな辛味と柚子胡椒のツンとくる刺激が、じんわりと汗ばむ“本気のピリ辛”感を演出している。
辛さが物足りない方には、青唐辛子トッピング（＋120円）がおすすめ。逆にさっぱり食べたい人は、途中でお酢やブラックペッパーを加えて味変も楽しめる。
炙り角切りチャーシューと無料ライスで満足度MAX
具材の焼豚は、表面を炙った角切りタイプで香ばしさも肉の旨味も文句なし。無料サービスの半ライス（ランチタイム限定）を追い飯として投入すれば、残った具とタレを余すことなく楽しめて最高だ。
坂内のまぜそばは想像以上の完成度だった
坂内らしい多加水ちぢれ麺と、意外にも本格派なスパイシー路線のダレ。そこにたっぷりのフレッシュ野菜と肉が加わり、“辛くて爽やかで旨い”がしっかり丼の中で成立していた。
「坂内＝あっさり喜多方ラーメン」の印象を覆す意欲作。今年の夏、ラーメン界の“ダークホース”かもしれない。
（小林洋三）
