JAL・ANAのマイルで最大6区間飛べる!特典航空券の裏ワザとは?

 各航空会社が実施しているマイレージサービスの魅力は、貯まったマイルで特典航空券に交換できること。特にJALやANAの場合、国内線だけでなく国際線のチケットを手に入れることも可能だ。

 ちなみに基本は目的地との単純往復2区間だが、これに国内線4区間を組み合わせる形で最大6区間分の国内線航空券を手に入れる方法もある。しかも、嬉しいことに発券に必要なマイル数が増えるわけでもない。

 実は、両社ともに国際線特典航空券のルール上、往路・復路で各2回の国内乗り継ぎを認めているからだ。記者はこれを利用し、ANAの1万2000マイルを新千歳→福岡→羽田→ソウル(金浦)→羽田→中部→新千歳の6区間分の特典航空券(エコノミークラス)と交換。たったこれだけのマイル数でいろんな場所に行けるため、かなり得した気分だ。

 ただし国内はあくまで乗り継ぎ扱いのため、24時間を超えない形でルートを組む必要がある。また、往路・復路ともに出発地を経由することはできず、羽田→那覇→羽田→海外のような形での発券はできないので要注意。

 そのため地方在住者のほうが利用しやすいが、その場合は関西空港から中国に就航している便などに組み合わせて国内を周遊するルートを組むのもいいだろう。

 国際線の場合、特典航空券で発券しても燃油サーチャージ代と空港税は利用者の負担。それを考えると、JALもANAも北米や欧州、オセアニアなどは片道2万9000円(※25年3月末まで)と高い。出費を少しでも抑えたいなら燃油サーチャージが安い韓国や中国などの近場に組み合わせるのがいいベターだ。それにこれらの地域なら国際線特典航空券も比較的確保しやすく、希望の日程で調整しやすいとのメリットもある。

 せっかく貯めたマイルだからこそ少しでも自分が得する形で使いたいもの。こんな方法もあるのだと知っていただければ幸いだ。

(高島昌俊)

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