出発前だけじゃない!「到着後」にも利用できる空港ラウンジ

 空港のラウンジと言えば、出発前のひと時をくつろぐ場所。その認識で間違いないが、ラウンジによっては到着後でも利用できる。

 ただし、それは空港の制限エリア外にあることが条件。到着客と搭乗客の通る動線が分かれていない空港であれば搭乗口からエリア内ラウンジに直接向かうことも可能だが、乗り継ぎ客以外は降機後に寄っても利用できないので注意してほしい。

 ちなみに航空会社系ラウンジの場合、国内で唯一到着後に利用できるのは、成田空港第1ターミナル南ウイング1階の「ANA ARRIVAL LOUNGE」。利用条件は他の同社ラウンジと一緒で、ビジネスクラス以上、もしくはANAマイレージクラブのプラチナ会員以上、スターアライアンスゴールド会員などになる。到着ロビーと同じフロアにあるため、海外からのロングフライトで疲れている時はひと息つけて便利だ。

 しかも嬉しいことに、このラウンジは、シャワールームを完備。フードメニューも国際線ラウンジほど充実はしていないが、おにぎりなど最低限の軽食も用意されている。

 しかし、現在はラウンジの営業時間が14時~17時50分と短い。これは第1ターミナルから出発するANAの国内線が夕方に集中しており、それに合わせているためだ。

 これに対し、24時間営業なのが関西空港エアロプラザ2階にある「関西空港ラウンジカフェNODOKA」。ここは航空会社とは関係ない独立系ラウンジで、料金はオープン席が30分600円からで、ブース席が30分800円から。お得なパック料金もあり、シャワーは別途1400円(※シャワーのみの利用も可)。朝到着し、その足で仕事に向かわなければならない方にはオススメだ。

 加えて、ステータスの高いクレジットカードの所有者を対象にしたカードラウンジも制限エリア外なら到着後でも使える。一部対象外もあるが、ゴールドカード以上なら基本的にOKだ。また、一部のカードラウンジは世界中の空港ラウンジが利用可能な「プライオリティパス」にも対応しており、こちらのメンバーでも利用できる。

 到着時に少しゆっくりしたい、あるいは仕事をしたい場合もあると思う。そういう時にも利用できるラウンジがあるため、ぜひ活用してみてほしい。

(高島昌俊)

※画像は、成田空港のANA ARRIVAL LOUNGE

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