和食を中心とした定食チェーンの「大戸屋」は、2月7日より本場韓国の味わいを同チェーンならではの定食スタイルに仕立てたという「韓国食堂フェア」を数量限定で開始。さっそく食べに行ってみた。
フェアでは、「具だくさん牛骨スープ ソルロンタンと旨だれネギご飯」、「ピリ辛胡麻だれの牛バラ鉄板焼き」、「蓮根と筍の豚チーズ巻き ~甘辛ヤンニョムだれ~」の3商品が登場。今回、記者は牛の旨みが溶け出したまろやかスープで仕上げているという「具だくさん牛骨スープ『ソルロンタン』と旨だれネギご飯」の定食(1480円)を注文した。
大戸屋は他の飲食チェーン店とは違い、店全体にゆったりとした時間が漂っているのがいい。ただ、その弊害なのか、注文してからメニューが届くまで20分以上もかかったが…。それはさておき、ソルロンタンにはキムチとニラのピリ辛和えも小皿で付いてきて、ご飯と旨だれネギは別皿になっているので、これは一緒に食べても別で食べてもいいということなのだろう。
まずは、熱々の鍋で提供されたソルロンタンのスープからいただいてみると、まろやかな牛骨のダシがしっかりと出ていて、塩気もいい塩梅に効いているのだが、とても優しさを感じる味わいだ。もうちょっと刺激が欲しいという人は、一緒に粗挽きの黒こしょうも提供されるので、調整しながら入れるとピリッとしたスパイシーさが加わる。
具材は牛バラ、豆腐、大根、えのき、しめじ、ネギ、うどんと具沢山で、牛バラは少しかためではあったが牛の旨みをしっかり感じられるもので、大根は柔らかく牛骨のスープをしっかりと吸っていて、ツルツルモチモチのうどんは量も申し分ない。そして、途中でニラのピリ辛和えを鍋に入れると、あっさりしたスープに辛みとコク、さらにニラのパンチが加わって味変を楽しむこともできる。
旨だれネギご飯はネギのチョレギサラダ的なものをご飯に乗っけて食べるのだが、ここにの牛骨スープをかけて出汁茶漬け風にしていただくのがオススメ。普通に注文するとご飯は少なめで提供されるが、ソルロンタンにはうどんも入っているのでこれくらいの量で十分だろう(+20円で普通盛にもできる)。
なお、記者はソルロンタンというものをはじめて食べたので本場の味を知らないが、しっかりとボリュームがあって味変まで楽しめ、鍋のおかげで最後まで熱々で牛骨スープを味わえたので満足度はかなり高めだった。しかも、これだけ食べても一食で740kcalという魔法ようなカロリーになっているので、女性も安心して楽しめるのではないだろうか。
(小林洋三)