「Switch2」、現行で有機ELモデルユーザーが引っ掛かる“液晶ディスプレイ説”

 2017年3月の現行機の登場から約8年、そろそろ出るぞ出るぞと言われていた「Nintendo Switch」の後継機「Switch2」の予告動画が1月16日に公開された。発売予定は2025年ながら、具体的な仕様がまだ十分に発表されていないことから、いったいどんなものになるやら様々な推測や憶測を呼んでいる。

「事前に業界のリーカーやアナリストからもたらされていた情報によれば、ジョイコン下部にはパソコンで使うマウスのような光学センサーらしきものが見受けられるので、ジョイコンをマウスのように動かしてプレイできるのではないかといった見立てがあり、動画でも確認できました。また本体は少し大きくなっていて、画面の大きさは現行は6.2インチ(液晶モデル)なので、有機ELモデルの7インチか、それより一回り大きい印象です。またボタンも少し大きくなり、従来機が抱える課題としてあった、操作していないのに画面のキャラやカーソルが勝手に動くという、いわゆる『ドリフト現象』が解消されるジョイスティックを採用している可能性があります。ディスプレイは有機ELではなく、まずは液晶モデルとの見立てが多いようです」(同)

 さてそのディスプレイに関しては、かねてからのSwitchユーザーであれば「んっ?」と思わせる部分だ。というのも、現行機は最初は液晶モデルでスタートしたが、21年には新たに新型の有機ELモデルを加え、液晶の3万2978円に対し3万7980円と、5000円値上がりしているからだ。つまりいま有機ELモデルでプレイしている人にとっては、液晶へ逆戻りすることになる。

 では双方のモデルでいったい何が違うのか。

「まずは値段。先行機で5000円違ったように、仮に『2』が液晶だったとすれば、それより高い『新型2』がまたより高い値段で現れることになると推測される。また有機ELだと1つ1つの色がキレイですが、液晶の方が画面は明るく、環境次第では液晶の方がプレイしやすいといった場合もあるでしょう。ただし消費電力は、家庭用テレビと同じで液晶の方が小さいです」(同)

 詳細は4月2日に行われる「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2 -2025.4.2」で公式発表されるとのこと。約8年と久しく待たされた新型機の登場だけに、発売が近づくにつれて新たな情報も加わりつつ、確実に期待は高まるだろう。

(猫間滋)

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