小林鷹之氏を総裁選の「有力候補」に押し上げるジャイアンツの法則とは?

 現自民党総裁の岸田文雄総理が「不出馬」を表明したことで、次期総裁選に12人が名乗りを上げた。河野太郎デジタル相や石破茂元幹事長ら有力候補が乱立する中、脚光を集めているのが真っ先に立候補を表明した小林鷹之前経済安保相だ。政治部記者が語る。

「小林氏が出馬会見を開いたのは8月19日。翌日にはテレビ朝日系情報番組『大下容子ワイド!スクランブル』に出演し、政治とカネの問題や旧統一教会問題に言及。選択的夫婦別姓について、コメンテーターから突っ込まれる一幕もありましたが、全国ネットの番組に出演したことで知名度は急上昇。その後もメディア露出を増やし、朝日新聞が24日と25日に実施した世論調査では、自民党総裁にふさわしい人物として河野太郎氏に次ぐ6位となっていました」

 小林氏は27日放送のラジオ番組「飯田浩司のOK!Cozyup」(ニッポン放送)に出演。番組終盤、経済アナリストの森永卓郎氏がスタジオを訪れ、フォークにサインをお願いする一幕も。「コバホーク」を「コバフォーク」にかけたダジャレだったのだが、これに小林氏は快くサインをするも、誤って「コボホーク」と書いてお茶目な面を覗かせていた。そして後番組「垣花正 あなたとハッピー!」では、視聴者からのこんなメールが読み上げられた。

「アベ、キシダ、コバヤシってきたらほとんど巨人」

 番組レギュラーの森永康平氏もこの巨人との関連性を指摘していたようで、「しかも巨人のキャッチャーなんですよね、全員」とコメント。「だから菅っていうキャッチャーが巨人にいてくれたら、『そういう規則性があるのか』と思ったんですけどいないんですね」と続けた。

「SNSでは『総裁選と巨人軍の捕手』というワードがたびたび話題になっています。言うまでもなく、安倍晋三氏のアベは阿部慎之助現監督、岸田文雄現総理のキシダは岸田行倫選手。巨人には小林誠司選手がいるので、ジャイアンツの法則が適用されれば、アベ、キシダからコバヤシ(小林鷹之氏)という流れになります。なお、菅義偉前総理に該当する巨人の選手として、小林捕手とバッテリーを組む菅野智之投手をあてはめる声もあります」(メディア誌ライター)

 ジャイアンツの法則で総裁選の「有力候補」に!? ペナントで首位争いを続ける巨人と総裁選から目が離せそうにない。

(福島シゲル)

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