ZOZO売却を決断した前澤友作社長に「完全に勝ち組」の皮肉の声殺到!

 ソフトバンク傘下のヤフーが、ファッション通販サイト「ZOZO TOWN」を運営するZOZOに対し、株式公開買い付け(TOB)を実施することを発表。ZOZOの創業者で社長の前澤友作氏は、経営を退くという。
 
「ZOZO株式の35%を保有する前澤氏もTOBに賛同しており、持ち株を売却する意向を示しているとのこと。消費者視聴行動分析をするニールセンによれば、2018年6月時点でのオンラインショッピングサイト利用者数は、アマゾンと楽天が共に約4000万人なのに対し、ヤフーショッピングは約2600万人と溝を開けられています。フリマアプリのメルカリが急成長を遂げるなど競争が激化する中、ヤフーは年間購入者が800万人を超えるZOZOに魅力を感じたと考えられます」(社会部記者)

 ヤフーのZOZO買収報道にネット上では、《前澤社長がアンチを量産してる感じだったから、経営を退くのであればヤフーにとってもZOZOにとってもウィンウィン》《ZOZOは単独での成長が頭打ちで身売りは正しい判断》、さらには《前澤社長は落ちる前に会社が売れて完全な勝ち組》など少々皮肉る声も含め、ヤフー、ZOZO双方にとって正解だとする意見が大半だ。
 
「ZOZOはプライベートブランド事業が125億円の赤字となり、割引価格による販売でブランドの離反が相次いでいました。そのため経営は苦しくなり、前澤社長も絶対に手放さないと豪語していたアート作品を売却したり、所有の自社株の9割を銀行に担保提供したとも報じられている。起死回生の一手として無料提供を発表した足の3D計測マット『ZOZOMAT』に対する反響も薄く、行き詰まりを感は否めない。やはり今回の買収は両社にとってベストな選択だと思われます」(経済ジャーナリスト)

 交際中の女優・剛力彩芽との関係とともに、ZOZOを離れた前澤氏の今後の活躍に注目だ。

(小林洋三)

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