5月16日、ZOZOの創業者で実業家の前澤友作氏が自身のツイッターを更新し、「フォロワー全員にお金贈りするためのアプリを今作ってますので、もうしばらくお待ちください」と報告したが、ネット上では《なにか裏があるのでは?》といぶかる声も少なくない。
「前澤氏は19年1月5日に当時社長を務めていたZOZOの初売りセールを盛り上げるために初めて『100人に100万円、総額1億円を配るお年玉企画』を実施。これが評判となり、以降もことあるごとにお金配り企画を実施し、現在までに26億円以上の現金を配っています。そんな前澤氏が今年2月に新たに打ち出したのが『ツイッターのフォロワー全員を対象としたお金贈り』で、それを実現させるためのアプリをエンジニアを募集して開発していたのですが…」(ネットライター)
このアプリを使えば、前澤氏曰く「配る配る詐欺や偽アカなどの不正被害に遭うこともなくなります」というスグレモノらしいが、前澤氏による再びのお金配りには、疑いの目が向けられている。
というのも、前澤氏発案の共同お金贈り企画に賛同し、児童養護施設へパソコンを寄付することを提案していた2ちゃんねる開設者のひろゆき氏が15日、自身のツイッターに「児童養護施設の数が700しかないので、施設に限定するとフォロワーが増えないので、限定したくない」「お金を配る方が応募が増えます」と前澤氏のスタッフから告げられたことを公表。これにネット上では、《結局、お金贈りは慈善事業ではなく、フォロワーを増やしたいだけだったのか》と批判の声があがっているのだ。
「同日、前澤氏は『スタッフに確認取りましたが「限定するとフォロワーが増えない」や「お金を配る方が応募が増える」とは一切言っていない』と否定しましたが、ひろゆき氏は『会議の録画を出してもらえばスッキリすると思います』と応戦。この場合、ひろゆき氏が嘘を言うメリットはないと見られており、《ひろゆき氏が正しいことを言っている》とする意見が圧倒しているのです。ただし、慈善事業としてお金を配ろうが、フォロワーを増やすためにお金を配ろうが、それは配る人の自由。動機が不純と思うのなら、前澤氏をフォローしなければいいだけのことですからね」(ITジャーナリスト)
それでも今後、前澤氏のフォロワーは確実に増え続そうだ。
(小林洋三)