5月4日、ZOZOの前澤友作社長がツイッターを更新し、「アート作品を5月16日のサザビーズオークションに数点出品します。大切に引き継いでくださる方にお譲りします」と明かした。今年3月には香港サザビーズのホームページに前澤氏所有のアート作品が出品される予定であることが掲載されていたが、初めて本人が所蔵品を売却することを認めたことになる。
「ZOZOは4月末、ZOZO離れの発端となったサービス『ZOZO ARIGATOメンバーシップ』の終了を発表するなど、経営状況が芳しくないことは明らかです。かつて“アートは投資目的ではないから売却はしない”と豪語していた前澤氏が所蔵品を売却するということは、それだけ厳しい立場にあると考えるのが自然でしょう」(経済誌編集者)
ただし前澤氏は、売却を明かした後、「100万円お年玉またやるのにお金必要なんだもん」とツイートし、暗に経営難による資金繰りで所蔵品を売却するわけではないことを強調している。
「実際のところは分かりませんが、お年玉企画をするために大事なアート作品を売るなど、普通では考えられないのではないか。出品のツイートのニュースが一気に広がり経営を不安視する声が噴出したことから、それをかき消すためにお年玉企画を持ち出したとも考えられます。ただ、これでお年玉企画をやらないわけにはいかなくなったことから、フォロワーは歓喜していますよ。逆にZOZOの株主などは落胆していると思われますが」(夕刊紙記者)
やっぱりツイートは休止のままでよかったのでは?
(小林洋三)