作りたてよりも高価格で…イオンが発売した「冷凍のり弁」に寄せられた不満とは

 大手スーパーのイオンは2月7日、関東・北陸信越・東海・近畿・中四国の「イオン」「イオンスタイル」約300店舗で、オリジン弁当の「のり弁」を冷凍食にした「冷凍のり弁当」を発売すると発表した。人気の定番弁当がいつでも手軽に食べられるようになる一方、ネット上では批判の声も上がっていて…。

「同商品はオリジンの人気ナンバーワン弁当である『タルタルのり弁当』から得たノウハウを活用して開発したもので、オリジンに行く時間がない時や、自宅近くにオリジンがない地域の人もイオンで購入し、レンジで3分でのり弁が楽しめるとしています。価格は429円(税込、以下同)。ただ、同商品は『キッチンオリジン』や『オリジン弁当』では販売していないので注意が必要です」(グルメライター)

「冷凍のり弁当」には、青さの風味とプリッとした食感が楽しめるちくわの磯辺揚げと、スケトウダラを使用し、身はふっくらとした白身フライ、ふっくら炊き上げたご飯にかつお出汁の効いた特製醤油を合わせたおかかご飯、ゴボウとニンジンを使用した定番のきんぴらごぼうが入っていて、フライの上にはタルタルソースも乗っている。

「のり弁が冷凍で食べられるというありそうでなかった新商品ですが、オリジンの『タルタルのり弁当』が320円で販売されていることもあり、《作りたてよりも冷凍の方が100円以上も高い》という声も少なくないようです。のり弁は安くて当たり前と認知されている商品ですから、《安くなければ意味がない》といった意見も寄せられていますね。オリジンはイオンの子会社ですから、人気のお弁当をイオンでも買えるようにということなんでしょうが…」(前出・ライター)

「イオンののり弁」がその価格、味、量や手軽さでのり弁ファンのマインドを掴めるか、注目されるのである。

(小林洋三)

ライフ