アイドルグループ・嵐の二宮和也が10月24日、所属するスマイルアップ(旧ジャニーズ事務所)から独立すると、ファンクラブ向けの会員サイトで発表した。
二宮はサイト内で公開した動画で「10月24日を持ちまして事務所から独立し、個人で活動していく決断をさせていただきました」と報告。理由について、故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、旧事務所が記者会見を開いた9月以降、「自分の活動にも多くの影響が起き始めて、正直な話、僕も怖くなったし、不安な気持ちにも凄くなった」と説明。嵐については「僕は明日からも嵐です」「嵐が再開する、活動するというときは、もちろんメンバーとして活動を一緒にやっていきます」と嵐としての活動は継続していくと強調した。
二宮の電撃的な独立劇にSNS上は概ね理解を示したが、中には《独立しても嵐を続けるなんて都合のいいことばかり》《自分が不安だから辞めると言っておきながら嵐だけはやりますというのが残念》《自分勝手すぎる》《何かを捨てる覚悟で独立してほしかった》などとブーイングも上がった。
「怖くて不安になったという理由で事務所から独立するのに、嵐が活動再開するときは参加するというところに違和感をおぼえる人も多かったようです。ただし、例えば男闘呼組はメンバー全員がジャニーズ事務所退所後(岡本健一のみ旧ジャニーズ事務所とエージェント契約)に活動再開していますから、事務所の垣根を越えて活動することも不可能ではない。とはいえ、所帯が別のメンバーがグループ活動するのは、さまざまな契約上の問題もあり現実的にはかなりハードルが高いでしょう。嵐のようなトップグループだとなおさらです」(芸能記者)
もう1つ、二宮がファンをがっかりさせたのが、独立が事後報告だったことだ。《また事後報告だよね……》《1人だけ事後報告ですでに抜けているなんて》《なんでいつも事後報告なの》などとSNS上でも不評を買っている。
「2019年11月に一般女性と結婚したときも、二宮は事後報告でした。嵐が2020年いっぱいで活動休止する前の発表だったので、〝ファンの思いを無視した事後報告〟との声が絶えませんでした。今回の独立劇も事後報告だっただけに、置き去りにされたと感じるファンも少なくないはずです」(前出・芸能記者)
独立後の活躍で不評を跳ね返してほしいものだ。
(石田英明)