中国最大のフライドチキンチェーンが日本上陸!王者・KFC超えの可能性

 中国で「ケンタッキーフライドチキン」をしのぐ最大のフライドチキンチェーン「正新鶏排(ジェンシンジーパイ)」が日本に初上陸を果たした。中国の若者たちから絶大な支持を集める鶏排は日本を席巻することが出来るのだろうか?

「正新鶏排は2000年に上海で誕生しました。現在は上海正新食品集団の傘下となり、2020年には2万2000店舗を達成して中国最大のスナックチェーンブランドとなっています。中国では駅前や学校の近くなどにテイクアウトの小規模店舗を出店しており、価格も安いことから若者を中心におやつとしてよく食べられています。日本の留学生の中にもファンは多く、ネット上では日本への出店を歓迎する声も少なくありません」(フードライター)

 日本へは今年の5月に中国人留学生の多い東京・高田馬場に1号店を出店させた。日本で中国料理店を営むオーナーが中国の正新鶏排とフランチャイズ契約を結んで、本家と同じメニューを持ち込んだという。フライドチキンの鶏排の他に串揚げのメニューも用意されており、早くも店内は中国人留学生など多くの客で賑わっている。

「まだ直営店の出店ではないので、メニューには日本語と中国語が併用されていて、若干見にくいといった問題点はありますが…。ただ、鶏排には麻辣味や五香味など4種類のスパイスが用意されていて、非常にサイズが大きいのですが、1枚550円と価格も安く、KFCやコンビニのフライドチキンとも違っていて非常に面白いと思います。高田馬場店が成功して、もう少し日本人向けの店作りが出来るようになれば、さらに店舗が増えていくかもしれません」(同)

 先に上陸した火鍋やマーラータンに続き、中国発のフライドチキンチェーンが日本でも広がるかもしれない。

(小林洋三)

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