60~70代はAndroid使用が45%!シニア層がiPhoneを選ばないワケ

 NTTドコモのモバイル社会研究所が発表した調査結果によると、シニア世代が使う携帯電話はiPhoneよりもAndroidスマホの方が多いことがわかった。
 
 調査は60~79歳の男女1250人を対象に行われたもので、最もよく使う携帯電話を尋ねたところ、60代ではAndroidスマホが45%と最も多く利用されており、iPhoneの40%を上回った。また、70代でもAndroidスマホが35%で首位となっている。

 ただ、マーケティング企業のアウンコンサルティングが2022年12月時点のモバイル端末のシェアを調査したところ、日本ではiPhoneのシェアが67.11%となっており、Androidスマホの32.76%を倍以上も上回っていることが明らかとなっている。日本人は世界一のiPhoneユーザーとも言われるが、なぜシニア世代はiPhoneを選ばないのだろうか。

「シニア世代は複雑な機能を使いこなすことができないので、基本的な電話やメール、あとはLINEが使えればそれでいいという人も少なくありません。そのため、新品で買えば10万円超えが当たり前なiPhoneよりも、安価なAndroidスマホが選ばれているとみられます。しかし、60代で見れば2017年に12%だったiPhoneの利用率が40%まで上昇。同じくNTTドコモのモバイル社会研究所によると、60代のSNS利用率はこの5年で2倍の8割となり、70代では3倍超の5割まで増えている。そろそろiPhoneがシェアを逆転する可能性も十分にあると思います」(ガジェット系ライター)

 となると、結果的にはiPhoneが席巻する時代が来るということか。

(小林洋三)

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