iPhoneで削除した古い写真が勝手に復活する「バグ」が発生していたことわかり、ユーザーをザワつかせている。
「削除したはずの写真が、突如として写真ライブラリに復活した」という声や、中古のiPhoneやiPadを譲り受けた人から「全然知らない人の卑猥写真が急に出てきた」といった報告も寄せられているといい、ユーザーの間で大騒ぎになっている。
報告が相次いだことを受けアップルは5月21日未明、iPhoneのシステムアップデート「iOS 17.5.1」を配信。重要なバグ修正が含まれているとして「データベース破損により削除した写真が写真ライブラリに再表示されることがまれにある」問題を修正したと述べている。
携帯ライターが語る。
「アップルは元々、iPhone上で写真やビデオを削除すると30日間は『最近削除した項目』に保管し、その後に完全削除されると説明しています。そのため数年前の古い写真はローカル内でも消えているはずでした。報告者の多くはiCloudに写真をバックアップしていたユーザーだったため、何らかのバグがあって誤って古い写真を復元してしまった可能性もありますが、中にはiCloudを使用していない事例もあり、詳細は分かっていません。人に見られると困る写真を保存した記憶がある人は、すぐに最新のOSにアップデートした方がいいでしょう」
誰にでも1枚や2枚は、人に見られたくない写真はあるはずだ。最新のOSにアップデートすれば解決するとはいえ、すでに売却して手元にiPhoneやiPadがない人にとってはもはやどうすることもできない。まさにヒヤヒヤもののバグといえるだろう。
(ケン高田)