朝の情報番組「羽鳥慎一 モーニングショー」(テレビ朝日系)の映像処理に、一部の視聴者から怒りの声があがっている。問題となったのは4月21日放送回。番組が「闇レジャー 人気絶景ビーチで無許可営業」と題して追跡したのは沖縄・宮古島のビーチで店舗を運営する男。ビーチのそばに建てた小屋で、ドリンクを売ったりテーブルをレンタルしたりしているのだが、実はここ、市が所有する土地で勝手に無許可営業を続けているのだという。
「番組によれば、少なくとも7年間、市の土地を不法占拠して営業を続けているとか。そればかりか、このGWを控えた4月25日以降、入場料1000円を徴収する旨を記した看板を設置。観光客や地元民から市役所へ苦情や問い合わせが殺到していることもあって、今回の報道につながったようです」(社会部記者)
番組では問題となった無許可営業の店主を直撃。男は「ノーコメント」と発し、ディレクターがなおも「お気持ちだけ…」と食い下がると、「今日の天気と一緒」と煙に巻いた。
現場のビーチは宮古島市の所有地ではあるものの、きちんとした業者が申請すれば、営業許可がおりる可能性もあるという。スタジオではコメンテーターの玉川徹氏が「公が許可を出すときには、当然ながら信用が大事になる。この社会は信用で成り立ってるわけだから…」と前置きして、「無許可でこういうことをやってるというところに許可は出せませんよ」と厳しく批判した。SNSでも《宮古島のイメージが悪くなる》《金をむしりとる悪徳商法はイメージダウン》といった声が寄せられていたが、新日本プロレスのファンからも厳しい意見が寄せられていた。
「VTRでは“闇レジャー男”の顔にボカシを入れていましたが、彼が着ている服はそのままオンエアしていました。上に羽織っていたのが新日本プロレス50周年を記念して作られた黒のパーカー。こちらは背中にあるおなじみの新日のライオンマークまでバッチリ映っていました。報道では、この男性は時折、酒を飲んで客に罵声を浴びせたり、女性観光客に卑猥な言葉を投げかけていたようで、新日ファンから悲鳴があがるのも当然かもしれません。《新日パーカーをボカシにして顔を出せ》《プロレスのイメージ悪くなるから着ないで》といった怒りの声も目立ちました」(メディア誌ライター)
ともあれ、宮古島の美しいビーチは誰でも楽しめる場所であってほしい。