ロシアが日本を核攻撃の標的に!? 気になる攻撃目標はどこか

 ウクライナ侵攻が始まって以来、核攻撃の可能性をたびたび示唆しているロシアのプーチン大統領。現地で「祖国防衛者の日」という祝日だった23日にも「ICBM(大陸間弾道ミサイル)、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)、戦略爆撃機の3つの核攻撃力強化に努める」と演説の中で改めて表明している。
 
 昨年10月にはICBMやSLBMを使った核攻撃を前提とした大規模軍事演習を実施。ロシアは米英やEU諸国と並んで日本を核攻撃の標的にしている可能性が高いという。
 
「プーチン大統領の命が狙われるようなことがあれば、核による報復攻撃もあり得るでしょう。ロシアのショイグ国防相が、核攻撃のターゲットに日本を加えたとする重要書類をプーチン大統領に提出したと報じた海外メディアもあります」(軍事ジャーナリスト)

 では、仮にロシアが日本に向けて核ミサイルを発射した場合、具体的に標的となるのはどこなのか? 戦争で敵国の軍事施設を叩くのはセオリーで、在日米軍基地や師団司令部がある自衛隊の大規模駐屯地は攻撃対象に入っていそうだが…。

「その通りです。ロシアの大使館や領事館のある東京・大阪・札幌・新潟・福岡は対象から外れると主張する人もいますが、これは楽観論。特に東京・市ヶ谷には防衛省があり、向こうにとっては最大の攻撃目標です。さらに原発も稼働停止中や廃炉予定のところも含めて狙われる可能性が高く、これもすでにウクライナで証明されています」(前出・ジャーナリスト)

 では、逆に核の直撃を免れる場所はどこになるのだろうか?

「軍事施設や原発のない東北の日本海側や信州、紀伊半島南部、四国の東南部は比較的安全と言えます。北海道の道東や道北も同じことが言えますが、こちらはロシア軍上陸という別の脅威がある。他の地域も放射能による二次被害から逃れるのは難しいでしょう」(前出・ジャーナリスト)

 ひとたび核の攻撃にさらされれば、国内に安全な場所などもはや存在しないだろう。

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