Netflixで12月8日にエピソード1〜3が配信されるや、公開からわずか3日間で視聴時間が8150万時間を突破した「ハリー&メーガン」。英王室を離脱したヘンリー王子とメーガン妃を追ったものだが、15日配信の後編3話も大きな話題となり、ドキュメンタリーとしては同サービスの史上最高記録を達成した。
「新たに公開されたエピソード4〜6は、王室離脱時の“真実”を語るという内容でしたが、番組内でヘンリー王子は、メーガン妃が2人の王室離脱を話し合うための会合から故意に排除されたことを暴露。その会合でロイヤルファミリーの一方的な主張を押し付けられ、『兄は僕を怒鳴りつけ、父は事実と異なることを言い、祖母がその全てを静かに座って聞いていた。とても恐ろしい光景だった』と告白。『彼らは問題を抱えているのは僕たちの方だと思いたかった』と激しい表現で王室を痛烈に批判しました。ある程度予想されていたとはいえ、具体的な生々しい告白に、王室関係者や英メディアからは、これまでにないほど大きな批判の声が上がっています」(ジャーナリスト)
さらに、このドキュメンタリー番組以上に、過激な王室批判が盛り込まれているとして話題になっているのが、来年1月10日発売予定のヘンリー王子の回顧録「スペア」だ。
版元のリリースによれば、同著はヘンリー王子の子供時代から陸軍時代、母の死、夫であり父となって見つけた喜びなど、「現在の彼を形作った経験や冒険、喪失、人生の教訓などについて語った決定版」だというのだが、
「当初、同著は今年秋に発売予定だったものの、内容に問題があり直前になってヘンリーが発売を延期するよう要請。新たにエリザベス女王にささげた章とともに、ヘンリー王子とメーガン妃が『冷たい扱いを受けた』という内容が加えられたといいます。なのでネットフリックス以上の爆弾が仕掛けられている可能性は高く、波紋を呼ぶこと必至です」(同)
同著の中にはヘンリー王子の“初めての性体験”エピソードも盛り込まれているというのだから驚きだ。
「回顧録の中でヘンリーは、十代の頃に『地方で』初めて体験し、その相手は『美しい年上の美女』と告白したとされ、英メディアはその相手が英女優のエリザベス・ハーレイだと報じました。ハーレイは90年代に大ヒットした『オースティン・パワーズ』シリーズなどで知られる人気女優。02年に英南部コッツウォルズに移り住み、長年交際していた英俳優ヒュー・グラントと破局後、インド系実業家アルン・ナイアル氏と07年に結婚、11年に離婚しています。もっともハーレイ自身、ロンドン・タイムズ紙の取材に対し、『私じゃない。無罪よ!』と笑顔でかわし、再度『違います。絶対に私じゃない』と全面否定。また、ザ・ミラー紙などの報道によれば、ヘンリーは同著の販促のためアメリカの人気情報番組『CBSモーニングス』の司会者ゲイル・キングとのインタビューを計画中とも伝えられますから、王室関係者はしばらく頭の痛い日が続くでしょう」(同)
来年もヘンリー&メーガンのお騒がせぶりは続きそうだ。
(灯倫太郎)