元総理の国葬ゴリ押しに有田芳生氏が直球質問「自民党葬ではダメなのか?」

 前代未聞の銃撃事件で亡くなった安倍晋三元総理の国葬をめぐって、与野党が対立を深めている。7月22日に閣議決定されれば、9月27日、日本武道館で国葬が執り行われる見通しだ。7月21日放送の「ミヤネ屋」(読売テレビ)ではこの問題を取り上げ、読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏が国葬に賛成する声をあげるも、ジャーナリストの有田芳生氏から鋭いツッコミを受けて、言葉を詰まらせる一幕があった。

 番組では野党側の意見として「岸田政権が拙速に決めてしまったことに大きな疑問を感じる」「国家が『国葬』として国民に政治的評価を事実上強制することは行うべきではない」といったコメントを紹介した。

「今回の場合は国葬に賛成なんですよ」と述べたのが橋本氏。その理由について、「3188日。日本憲政史上、最長。桂太郎を抜いて。これ十分それに値すると思う」と断言。国民栄誉賞についても選考基準の難しさを挙げたうえで、「(国葬の)基準を作れってのはね、言うはやすいけれども難しいんです」と語った。

 その後、タレントの杉村太蔵が「(総理在任期間が)長ければ…」と指摘すると、橋本氏は「長ければいいってもんじゃないですよ。長けりゃいいってもんじゃないけど、長いには長いなりの理由があるんですよ」と反論した。

 これを受けてMCの宮根誠司からコメントを求められた参議院議員でジャーナリストの有田芳生氏は「私は国葬には反対なんですけれども、それはやはり国民の税金が払われるということと、法的根拠は何なのか」と問題点を指摘。

 ノーベル平和賞を受賞し、1975年に亡くなった佐藤栄作元総理も内閣自民党葬だった例をあげて、「そういうレベルでやることがなぜダメなのか」と語った。さらに北朝鮮拉致問題については完全解決にいたらなかった点にも触れ、橋本五郎氏に直球質問をぶつける。
 
「いろんな評価があると思うんですよね。そういう意味ではぜひ橋本さんにお聞きしたいんだけれど、なんで内閣自民党葬ではダメなのか。内閣自民党葬だったら、野党のみなさんもこんなに批判されることはないんじゃないでしょうか。いかがでしょうかね」

 これに橋本氏は、口ごもりながら「それは…あの、それは、やっぱり、今までの…総理のさっき(言った在任期間が)長いっていうこともある。岸田さんも挙げたけれども、国際的ないろんな今、インドは今なお喪に服しているというね。いろんな状況を総合的に考えたうえなんでしょうけど、お金の問題のこと言うけども、内閣自民党葬だってお金半分出してるんですよ、国が」と反論した。

 このやりとりを受けてネット上では、《「長けりゃいいってもんじゃない」って言って結局は在任期間か》《何兆円も投資したインドが喪に服してるから国葬か》《橋本さん好きだったけど、そこまで自民党とズブズブなのか》といったコメントが殺到する事態に…。安倍元総理の国葬をめぐる与野党の攻防に注目したい。

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