「ネットニュースになりたくない」田﨑史郎氏を閉口させた辛坊治郎の直球質問

 反対派のデモ隊と警察、賛成派の小競り合いが発生しながらも、予定通り行われた安倍晋三元総理の国葬。数日前からこの話題でテレビに引っ張りだこだった政治ジャーナリストの田﨑史郎氏が、国葬を欠席していたことが、9月27日放送のラジオ番組「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」(ニッポン放送)で明らかになった。

 スタジオに登場した田﨑氏は、早々に「御案内状はいただいたんですけれども、欠席ということにして」と述べ、キャスターの辛坊治郎を驚かせた。欠席した経緯について、「仕事が入った時は出席できない」と安倍事務所に伝えていたとのことで、実際、このラジオの生放送にも出演していることにも触れ、「まあ『ひるおび!』もあったんですけれども…」と、国葬よりも仕事を優先させたと明かした。

 その後、2人のトークは続き、田﨑氏は、このまま支持率の低迷が続けば再来年の自民党総裁選にも影響が出ると語った。これを踏まえて、辛坊キャスターが「歴代政権の時と違うのは、次、誰かと言われた時に誰も思いつかないんですよ。誰かいるんですか?」とポスト岸田について尋ねると、「それは自分で『次だ』と思ってる人はいますよ。でもその方が党内で衆目一致した“ポスト岸田”になってるかと言うと、ちょっとそれは微妙ですね」と答えた田﨑氏。

「具体的に何人か名前って挙げられるもんですか?」という辛坊の問いに、田﨑氏が「僕ね、あんまりネットニュースになりたいって思わないんですよね」と返すとスタジオは笑いに包まれた。

「ここで名前を挙げたら、挙げられなかった人からまた何かって言われるし、この…けっこうネットニュースになりやすいじゃないですか。辛坊さんのアレって」と閉口する田﨑氏に辛坊キャスターはこう語った。

「今日はものすごく用心して回避してるんです。だから最初にね、内心のことは聞かないって言ったのは、(田崎氏が国葬に)参列されなかったんですね。参列されなかった理由は、『仕事が入ったら参列できませんよ』と安倍事務所に言っていたから、番組が2つ入ったので…。あのね、それだけでは決してないはずなんですよ。つまり、何か大きな理由が他にあったはずだと」

 これに田﨑氏は「何もないですよ」と完全否定。国葬欠席はあくまで仕事上の都合だとした。

「田﨑氏の『ネットニュースになりやすい』という指摘はごもっともで、辛坊さんのもとに国葬の招待状が届かなかったことに“腹を立てていた”という内容の記事がネットニュースになり、それを無断で取り上げたテレビ朝日の『羽鳥慎一 モーニングショー』について、辛坊さんが『こらっバード(羽鳥)』と冗談半分に抗議した件もネットニュースになりました。今回のラジオでは、田﨑氏も『モーニングショー』に出演していることから『巻き込まないでください』と言っていたのが印象的でした」(芸能ライター)

 旧統一教会や国葬の話題でメディアに引っ張りだこの田﨑氏だが、不用意な発言でネットで騒がれるのは快く思っていないようだ。

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