「野球人は音楽わからない」「特に巨人…」長嶋一茂の発言にG党が猛反発

 プロ野球の選手は音楽への理解がない!? 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が7月22日放送の「羽鳥慎一 モーニングショー」(テレビ朝日)に出演して持論を述べたところ、巨人ファンから猛反発を食らっている。
 
 この日、ゲスト出演したのは、「もっともチケットが取りにくいピアニスト」と知られる音楽家の反田恭平氏。スタジオでその半生を振り返った。幼少期から音楽の才能を見出され、中学1年生の時に「題名のない音楽会」(テレビ朝日)に指揮者として出演。それをきっかけに、本格的に音楽家を志したそうだが、父親は理解を示してくれなかったという。自宅で電子ピアノを演奏していた時のことを「僕が練習している隣でプロ野球の中継を大音量で流して、阻害してくるみたいな感じで」と振り返った反田氏。音楽科の高校への進学を志望するも、父親は大反対。「コンクールで1位を取ったら音楽学校への入学を認める」という条件をクリアして、みごと音楽科への進学を果たしたという。
 
 このエピソードに「内なる敵もいたっていうことですよね」とコメントしたのは長嶋一茂。続けて「普通はお父さんとお母さんが全面協力、大応援して子供さん育てるのがパターンだけど…大変だな」と語った。同じく番組コメンテーターでヴァイオリニストの廣津留すみれ氏は、「うちは両親、楽器はやらないんですけど、音楽大好きで」と、両親は応援してくれたと明かした。

 これに一茂は「理解ある方はいいですよね」と前置きして、「やっぱりね、野球やってる人、なかなか音楽わからないかもわからない」と、野球人はなかなか音楽に関心を持ちにくいと持論を展開。他の共演者が苦笑する中、「そんなこと俺が言うと、またOBに怒られちゃうかな」と語った一茂。そこでMCの羽鳥慎一が反田氏に「ちなみにお父さん、どちらファンなんですか?」と聞くと「巨人です」と回答。中学時代の反田少年が音楽の練習をしていた頃、その横で父親は巨人戦の中継を大音量で見ていたのだろう。
 
 反田氏の父親が巨人ファンだと知った一茂は、「なるほど。特に巨人、理解ある人は…」と言うと、スタジオは笑いに包まれ、羽鳥慎一が「そんなことはないです」とフォロー。一茂も「そんなことはない」と自身の発言にツッコミを入れていたが…。
 
 巨人の野球選手が音楽に理解がないとの発言を受けて、世のG党からは猛反発の声があがった。SNSでは《一茂は王さんも桑田さんも知らないのか》《桑田に怒られてしまえ》《引退したけど池田駿投手もピアノ得意やったな…》といった声があがった。巨人ではないが、西武ライオンズの山川穂高選手もピアノの腕前はピカイチと言われるだけに、「野球人=音楽がわからない」とひとくくりにするのは、やや乱暴だったかもしれない。

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