「隠し子は4人いた!?」プーチンの“最高機密”がダダ漏れ状態に

 地上戦力の3分の1を失い、本人は血液ガンで国内ではクーデター計画が進行中とされ、ロシアの他ベラルーシやアルメニアといった旧ロシア連邦構成国で構成される軍事同盟の「集団安全保障条約機構(CSTO)」の首脳会議を開催したものの、利害の相違ばかりが浮き彫りになる結果となって、まるで弱り目に祟り目といった様子のプーチン大統領。

 かつて同じ共産圏だった中国では「水に落ちた犬は打て」という魯迅が言った諺があるが、まさにこの諺のごとく世のプーチン叩きの勢いは増しつつある。

 プーチンがひた隠しにするプライベートもどんどん暴かれつつある。ロシアとプーチン周辺に対する制裁で彼の2人の娘が対象に加えられた4月段階では、“恋人”とされる04年アテネオリンピック金メダリストの元新体操選手アリーナ・カバエワに関しては、プーチンの予想外の反応を危惧してアメリカでさえ制裁対象にすることに躊躇していたが、それも解禁。イギリスは13日にプーチンの元妻のリュドミラ・プーチナとカバエワについても制裁の輪を広げ、さらにはEU諸国もこれに追随する見込みだ。

 さらには、普通なら一番触れられたくないであろう“隠し子”の存在についても白日の下に晒されつつある。

「イギリスがカバエワを経済制裁の対象に加えると発表したのと同じ5月13日、米紙ニューヨーク・タイムズは、プーチンには2人の娘以外に4人の隠し子がいる可能性が高いと報じました。その存在については過去に断続的に報じられていましたが、クレムリンが公式に認めているのはリュドミラとの間の2人娘だけなので、その存在はタブーとなっています」(全国紙記者)

 カバエワとプーチンの関係が云々された始めたのは、08年にスキャンダルが報じられてから。ゆえに公然の秘密扱いとなっていたのだが、今回の報道によると2人の間には少なくとも3人の子供がいるという。

「1人については、15年にカバエワが居住するスイスのメディアにより同国内で出産を終えたことが報じられました。さらに、のちに削除されましたが、19年にロシアのメディアが双子が産まれたとしています」(同)

 そして残る1人が、掃除婦だったスベトラーナ・クリヴォノギフさんとの間に産まれたとされる、現在19歳のルイザ・クリヴォノギフさんだ。

 実は彼女、ブランドもので着飾ったセルブ生活を披露して8万人以上のフォロワーがいるインスタグラマーで、ちょっとした有名人だった。ところが今年2月にロシアがウクライナに侵攻すると、「悪魔の娘」「戦争犯罪者」など悪質な書き込みが相次いだため、アカウントを閉鎖。それでもネットでは彼女の顔写真や動画が広まっていて、あの冷徹そうな目つきなどはかなりソックリだ。

 母のスベトラーナさんについては、21年10月から国際調査ジャーナリスト連合が、世界的な政治指導者や富豪がタックスヘイブンを通じて租税回避を図っている実情を示す「パンドラ文書」に、モナコの邸宅を含む135億円ほどの資産を保有していると記されている。金はあるところにはあるものだが、20年にルイザさんを隠し子の存在として報じたロシアの独立系メディアは、昨年7月にロシア検察庁から「望ましくない組織」として活動停止に追い込まれたとか。

(猫間滋)

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