女子ゴルフ「黄金世代」ツウぶれる10の知識(4)ライバルは鈴木愛と92年組

 しかも、ゴルファーの収入は賞金だけではない。スポンサー料もある。

「スポンサー料の中でも大きいのは所属契約です。畑岡は森ビル、勝は明治安田生命で、推定3000万円の5年契約。次にメーカー契約があります。道具と帽子(中央にエンブレム)がセットで年間1000万〜2000万円ほど。この他にもキャディーバッグやウエアの胸や袖など至るところにスポンサー名が入っているから、けっこうな金額になります。さらに、『黄金世代』は新規クライアントも獲得しています。原は日本通運と契約し、CMがオンエアされました。渋野は人気ブランド『BEAMS』が争奪戦の末に獲得したばかりです」(広告代理店関係者)

 優勝した7人の「黄金世代」は、すでに会社員の生涯年収以上の金額を手中にしているのだ。

【9】次の優勝者は「巻き髪のお嬢様」

 目下、「黄金世代」から出る8人目の優勝者は誰になるのか。そこに注目が集まっている。

「昨年、最も賞金を稼いだ小祝がいまだにツアー未勝利です。今季もベスト5に2度も入っており、8人目の最右翼でしょうね。ダークホースとして名前が浮上しているのが臼井麗香(20)。宝塚歌劇団の男役を目指していたというだけあって、美貌はピカイチ。巻き髪スタイルでプレーをするのですが、推薦枠で出場した開幕戦で6位になるなど、ポテンシャルを秘めています。しかも、『私が8人目になりたい』と堂々と優勝宣言。ビッグマウスも魅力的です」(ゴルフライター)

 サラリと「臼井が来ますよ」なんて言えば、ゴルフを知っていると思われること請け合いなのだ。

【10】「黄金世代」のライバル

 国内ツアーで日本人トップの鈴木愛(25)はもちろんのこと、「黄金世代」のライバルは多い。特に、92年組が対抗心をメラメラと燃やしているのが現状だ。

「実は、92年組も『黄金世代』と呼ばれていたんです。昨年10月の『富士通レディース』で、92年組のメンバー、東浩子(27)と福田真未(26)が優勝を競った時、東が『私たちを〝リアル黄金世代〟と呼んで』と報道陣を笑わせてましたが、半分はマジでしたね」(スポーツ紙記者)

 さらに、「黄金世代」の下には「プラチナ世代」までいるというから、まさに女子ゴルフの世代間の争いは激しい。ここは、ツウぶるだけでなく、本物のツウになって観戦するのも一興かもしれない。

スポーツ