D 賞金女王候補なら、原に次ぐ飛ばし屋に成長した勝みなみ(23)はどうでしょう。20年は0勝も、21年は国内メジャーの「日本女子オープン」を制し、2勝を挙げた。オフは関東近郊のゴルフ場で、主に100ヤード内のショットの精度に取り組んでいましたよ。
A 以前、オフトレについて聞いたら「私の左側のお尻を見て~」とユーモラスに答えていたけど、そもそもアマ時代の実績はピカイチで、黄金世代のエース的存在だったんだから。
B 課題はメンタルでしょう。一昨年は試合中に一喜一憂することを封印して失敗。その年のオフ、大の虎党の彼女は阪神の若手選手との飲み会でメンタル面のアドバイスをもらい、昨年はノビノビとプレーして結果を出した。ちなみに酒豪の勝いわく「みんな私より先に潰れていた!」そうですが、今年もメンタル面がカギになりそうです。
C メンタルといえば、昨年の「ダイキン─」で優勝した小祝さくら(23)のインタビューはおもしろかったですよね。「目標は賞金女王」とブチまけたあと「達成できなくても死ぬわけじゃないし」と、すぐにつけ加えていた。
B 彼女の辞書に「有言実行」はないらしい(笑)。
D 確かに。マイペースでおっとりタイプの小祝は、辻村明志プロ率いる「チーム辻村」の支柱である上田桃子から刺激をもらっていたのですが、今年はチームを離れた。1人になるのはマイナスのような気がするので、それが少し心配です。
A チーム辻村なら、ミレニアム世代で昨年2勝した吉田優利(21)が注目株。
C おしゃれ番長で、近くに寄るといいニオイがするんですよね。
A 荒川博氏に師事した辻村コーチの紹介で王貞治氏と会って「(プロは)アマの成績は関係ない世界」というアドバイスを胸に、着実にレベルアップしている。
B ミレニアム世代では、昨年3勝を挙げた西村優菜(21)。「宮里藍からもらったボールが宝物」と言うだけあって、米ツアー参戦も狙っています。「得意は3番ウッド」と言い、ショートゲームも上手で、「小柄でかわいい」と人気急上昇中です。
D ビジュアル的に言うなら、初シード組のレイチェルこと臼井麗香(23)と金澤志奈(26)からも目が離せません。臼井は「ガニ股スイング」から謎の「正拳突き打法」へと進化させていて、常にむちっとした太腿の奥を露わにしてくれる新フォームが楽しみです。金澤は164センチで54キロ。スリムなボディとキュートなほほ笑みが魅力ですね。
A 今年からシード権争いが賞金総額ではなく、ポイント制になる。常に堅実なゴルフが身上のスレンダー美女たちの活躍も期待できそうだな。
A(スポーツ紙デスク)/B(民放局ゴルフ担当記者)/C(ツアー関係者)/D(ゴルフ誌編集者)
*女子ゴルフ「開幕“裏”事情」をブチまける(3)につづく