3月3日、国内女子プロゴルフツアーが開幕する。初戦の「ダイキンオーキッドレディス」には、前回覇者の小祝さくらや昨年度の賞金女王で東京五輪銀メダリストの稲見萌寧が参戦。米女子ツアー本格参戦のしぶこも初戦を迎える。本格的な盛り上がりを見せる女子ゴルフ界の開幕“裏”情報を一挙大放出!
A(スポーツ紙デスク)今年の開幕戦は、1日あたり3000人を目安に有観客で行われそうだな。
B(民放局ゴルフ担当記者)沖縄らしい指笛の声援が飛ぶ、独特のお祭りムードが楽しみです。
C(ツアー関係者)今シーズンは、五輪メダリストになっても地味な印象の稲見萌寧(22)に開幕から盛り上げてもらいたい。
D(ゴルフ誌編集者)2月に行われた楽天との所属契約(3年)の会見では、ネイルにピアスとオシャレをしていましたけど、今年の目標を聞かれると「まず1勝」だって(笑)。
A まあ、代わりに三木谷浩史会長兼社長が「永久シード(通算30勝)を取るような歴史に残る選手になると思う」と、稲見の夢を代弁していた。
C 昨シーズンだけで8勝(通算10勝)しているので、あと5年もあれば達成できるんじゃないですか。
D 彼女のスゴいところは、19年に記録した歴代トップのパーオン率(約78%)という技術面だけでなく、体のケアを怠らないこと。昨年10月の「マスターズGCレディース」を腰痛で棄権したことで、自ら探してきたスポーツトレーナーと今年から専属契約を結んでいます。
A キックボクシングを取り入れたトレーニングジムにしても、誰かの紹介ではなく、自分で探したそうだし、本当にゴルフが好きなんだろうな。これで体調さえ万全なら5年どころか、あと3年で永久シードも夢じゃないだろう。
B ただ、ゴルフ漬けの生活が不安なところも‥‥。
C 五輪の直前、大泣き騒動がありましたからね。
B ゴルフ担当記者の間では家族関連の質問はNGなんですが、五輪前とあって「昔の家族写真が欲しい」などと迫る記者が現れて、泣き出しちゃった。
A 稲見が憧れる永久シード権保持者の不動裕理(45)も実直タイプだったけど、恋愛を境に強さが影を潜めた。心の微妙な変化がプレーに影響するから。
D 男の話といえば、ジャンボ軍団筆頭の原英莉花(23)でしょう。昨年のオフは男子プロXと噂になるなどモテまくり。テレビ出演をきっかけに交友関係も広がっていますしね。
C ただ、師匠のジャンボさんは恋多き女性だった古閑美保(39)をかわいがっていたし、相談にも乗っていた。原には「男をつくるのはOKだが、溺れるな。振り回されるなよ」とだけ、言っているみたいです。
A 原もそのへんはわかってるだろう。「ジャンボさんからいただいたウエッジが宝物」と話していて、その真意がショートゲームの強化だと自覚していると思うぞ。
D 昨シーズンのドライビングディスタンスで1位(257ヤード)に輝いたものの、21年は1勝止まり。海外挑戦するなら、今は男どころじゃないのかも。
B ジャンボ軍団では、新世紀世代の西郷真央(20)も注目です。賞金女王候補の筆頭に挙げたいですね。
A 優勝こそないものの、昨シーズンは2位が7回で賞金ランク4位。稲見や通算15勝の上田桃子(35)らと競り合った経験が、今年は生きてくるだろう。
C ジャンボさんが生マジメな西郷の気持ちを察して「常に上位でいることがスゴい」とアドバイスを送りながら温かく見守っていますし、一度優勝を経験すると、どんどんノッてくるかもしれませんね。
A(スポーツ紙デスク)/B(民放局ゴルフ担当記者)/C(ツアー関係者)/D(ゴルフ誌編集者)
*女子ゴルフ「開幕“裏”事情」をブチまける(2)につづく