雨後の筍のごとく出てくる芸能界の性加害スキャンダル。映画監督の榊英雄氏、俳優の木下ほうかに続き、映画監督の園子温氏が渦中の人となっている。
園氏といえば、2009年に公開された映画「愛のむきだし」がベルリン国際映画祭でカリガリ賞と国際批評家連盟賞をW受賞するなど、世界的にも評価が高い映画監督。映画での名声とは裏腹に陰では……。
事の発端は4月5日発売の「週刊女性」。園氏は〝性的関係を持つ代わりに自分の監督作品に出演させる〟〝主演女優にはだいたい手を出した〟などと問題発言をしていたという。実際、園氏と関係を持ってオーディションに合格したという女優の証言も。また、とある元女優は園氏に無理やり乱暴されそうになったことを明かしていた。
この記事を受けて園氏は公式サイトに直筆の謝罪文を掲載。そこには事実と異なる点が多いとして、しかるべき措置をとるとも明記。真相を確かめるべく、4月14日発売の「週刊文春」が園氏を直撃。取材に応じた園氏と代理人弁護士によると、〝性的な関係と引き換えに女優を出演させた〟〝主演したほとんどの女優と性的関係がある〟というのは事実と全く異なり、民事の損害賠償請求と刑事告訴を準備しているという。
「文春」では、性的な場面の撮影に倫理観を求める女優の水原希子にも取材。水原は「園監督のお話も以前から耳にしておりました。いろんな役者さんが実際に警戒をしていました」と告白。水原自身にも作品のオファーがあり、友人の役者から「気をつけた方が良い」と忠告されたことも明かしている。
映画界の〝問題児〟ぶりが露見しつつある園氏だが、幼少期からその行動は破天荒だったようだ。
「21年10月に放送されたラジオ番組『鈴木聖奈 LIFE LAB〜○○のおじ様たち〜』(TBSラジオ)に園監督がゲスト出演し、幼少期のとんでもないエピソードを披露しました。園氏は『なぜ、人は服を着るのだろう?着なくてもいいんじゃないか?と、何も着ないで登校してみた』と、まさかのマッパ登校を告白。パーソナリティの鈴木聖奈を驚かせていました」(芸能記者)
服を着なくてもいいからといって、無理に服を脱がせるのはご法度だ。
(石田英明)