タイのイケメンにハマる浅田美代子が欲望全開に…/令和女優カンヌギ映画祭(5)

 21年の映画「彼女」(Netflix)から、水原希子とさとうほなみによる同性カラミも選出。映画の後半、思わず息を飲むほどのフル脱ぎの交わりが展開されていく。

「水原がさとうのバストトップを口に含み、スルスルと下半身に移動すると、そのまま顔を埋めての愛撫。耐えられずにさとうはエビ反りになって敏感に反応します」(尾谷氏)

 さとうは映画「愛なのに」(22年、SPOTTED PRODUCTIONS)でも濡れ場に挑み、艶技に開眼。八面六臂の活躍をコトブキ氏も高く評価する。

「ミュージシャンと二足のわらじで活動していますが、女優として惜しげもなく体を露出するところに、潔さと覚悟を感じます。服を脱ぐと肉感的でお腹の膨らみもすごいリアル。アンダーヘアも処理をほとんどせず、作為的でなくていいんです。また『愛なのに』では、自分から男性に行為を求めるシーンがあるのですが、抑えきれない欲情でアプローチする表現が絶妙にうまい。ただ、女優が脱ぐような芸術性ではなく、それとはまったく違ったところに彼女はいて、知らぬ間にグッと引き込まれてしまうんです」

 春ドラマ「あなたがしてくれなくても」(フジテレビ系)でも、男女の営みを見せ、お茶の間を驚かせた。しばらく快進撃は止まりそうにない。

 一方、映画「エリカ38」(KATSU─do)では、清純派の殻を破った浅田美代子が初めてガチ濡れ場に挑戦。実在の詐欺師をモチーフにした主人公を演じ、逃亡先のタイで現地のイケメンにハマッていく。その生々しい官能場面を前田氏が説明する。

「手すりを掴んだまま、うしろから激しく突かれるシーンがあって、腰を打ちつけられるたびに叫ぶようなものすごい声を上げます。続く男の上に乗る場面は、みずから薄手のスリップドレスを脱ぎ捨て、下腹部で味わうように生々しく腰をグラインドさせるのです」

 タイ人の恋人とプールで戯れる水着のシーンでも、

「浅黒い彼氏と対比する彼女の美白肌が際立っています。英語でキスをねだり、口づけする海岸のシーンもロマンティック。キスした後には『私とメイクラブしたい?』と挑発してベッドに誘います」(前田氏)

“こんな美代ちゃん見たことない”の連発。フル脱ぎこそかなったが、ノミネートには異論なしだ。

 で、いよいよカンヌギ映画祭受賞者の発表。審査委員のノミネート選考理由をもとにした結果、コンペティション部門の「パルム・ドール」&「女優賞」は、「ばるぼら」二階堂ふみ。ある視点部門の「最優秀作品賞」は、「エリカ38」の浅田美代子。

 レッドカーペットを歩く姿を想像しながら、栄えある受賞を祝いたい。

*週刊アサヒ芸能5月25日号掲載

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