3大会連続金を期待された羽生結弦がまさかのメダルなしに終わった北京五輪フィギュアスケート。だが、視聴者は気づいているだろうか? 中継をはじめ、演技の模様を報じるスポーツニュースやワイドショーなどのテレビ番組に、浅田真央が一切出演していないことを。
荒川静香や安藤美姫など他の元五輪選手のプロスケーターたちが解説などを務めているのに、なぜ彼女は出ないのか気になった人もいるはずだ。
「ロシアのテレビ局は、前回の平昌五輪で金を獲得したザギトワを解説に招いています。それだけに『なぜ、真央ちゃんは出ていないのか?』といった問い合わせもテレビ局に寄せられているようです」(メディアジャーナリスト)
選手への激励やメッセージなど含め、2月15日現在、彼女は一切のコメントを出しておらず、自身のインスタグラムでも北京五輪絡みの投稿はない。スルーとも受け取られかねない対応だが、これは彼女の信条によるところが大きいという。
「彼女は現役引退後から一貫してフィギュア関連の解説やコメンテーターの仕事をしていません。人の演技を批評する発言をしたくないとの考えもあるようですが、それ以上に演技を見ながらリアルタイムで喋ることが自分にはできないと感じているようです。今回の北京五輪でもダメ元でオファーを出した局はあったようですが彼女の意志は固く、交渉以前の問題だったと聞いています」(同)
実際、本人は20年元日に放送された「欽ちゃんの今年ど〜するの」(BSテレ東)で萩本欽一に「しゃべることが得意じゃなくて。人のことを話すことにも心の中でストップがかかっちゃうんです」と語っている。
それでも彼女の解説を聞きたかった人は多いに違いない。渦中のワリエワ(ROC)のドーピング問題について、彼女の考えはどうだったのだろうか…。