イングランドサッカーのプレミアリーグで現在4位、日本代表DF・冨安健洋が所属することで日本でもファンの多いアーセナル。ところが今回、話題になったのは本拠地のエミレーツスタジアムで販売されているハンバーガーの値段だった。
日本時間の16日にホームでウェストハムに2−0で勝利したアーセナル。ファンは大喜びかと思いきや、むしろネット上で注目されたのが、この日販売された「ダブルベーコンチーズバーガー」だった。理由はそのお値段。ポテト付きだったとはいえ、日本円で約2700円もするというのだから、おもわず「どれだけ豪華なハンバーガーだよ」とツッコまれても仕方ないだろう。
これには現地のエンタメ紙「デイリー・スター」も「ファンの怒りの標的になった」と、アーセナルがバカ高いバーガーを販売したことに皮肉を込めて報じている。サポーターからも「異常な値段」「(高給取りの)選手向けか?」「移籍金のためでしょ」「我々はオーバメヤンの給料のために18ポンドを払わされている」と、批判が殺到しているようだ。
「カレーや焼きそば程度でも1000円近くするなど、日本でもスタジアムグルメがお安くないのは周知のことですが、海外はその比ではありません。それにしても、飲み物も付いていないハンバーガーに2700円とは驚きですよね。ファンからはこのところ期待外れの主力選手・オーバメヤン選手の週給3800万円という超高額賃金を俎上に上げ、自分たちが肩代わりしているという当てつけコメントも多かったようです。ただし、実際どれだけ売れたかは分かりませんが」(スポーツライター)
ちなみに、イギリスのハンバーガーの値段が総じて高いかというと、そうでもなさそうだ。例えば世界でおなじみのマクドナルドの「ビッグマック」の値段で比べると、日本が390円なのに対し、イギリスは約520円。ちなみに、アメリカでは約620円するし、お隣・韓国も約440円であることを考えると、日本が相場より安すぎるのかもしれない。
もちろん、アーセナルが販売したダブルベーコンチーズバーガーはマックとは無関係なのだが、日本のビッグマック7個分のバーガーとはどんなものか、逆に記念に食べてみたくなる。
1つ言えるのは、海外のスタジアムにはそこでしか食べられないオリジナルグルメが豊富だということ。一方で、日本ではどこへ行っても焼きそばやチキンなど定番ものばかりで、そこそこお高い。そのあたり、今後はスタジアムにももっと楽しいグルメが増えてほしい……といって、チケット価格並みの超高額ハンバーガーは遠慮したいけど。
(飯野さつき)