─失踪当日、球団から連絡があったと報じられています。
「いつも朝8時半頃にナゴヤ球場に出勤するの。それなのに、9時40分頃に遠征先にいるはずのマネージャーから『門倉さんが練習に来ません。電話も繫がりません』って電話があって、『え!?』という衝撃で」
─球団スタッフが自宅を確認したのですか?
「違う違う。今年から主人と一緒に暮らす次男は、豊田市でサラリーマンをしています。毎朝5時に起きて、5時半に出勤するんです。その段階で主人の姿がなくて、普段なら次男より後に出勤するはずだから、おかしいと感じていたみたい。夜に職場から帰宅して『ママ! ケータイと財布が置きっぱだ』と連絡があったの。状況を確認するため、部屋中をテレビ電話で映してもらいながら確認すると、寝巻から帽子とパーカーとジーパンに着替えているのは確認できた。家から駅が近く、メタボ予防のために移動は電車です」
─豊田市内でご主人が立ち寄りそうな場所は?
「主人は一人では遊ばない人なの。だから、お金の使い道もない。確かに、競馬の有馬記念とかキャンプ中のパチンコとか、たまにたしなんでるけど。むしろ休みのたび、横浜の家に帰ってきてくれる。最近は毎週帰ってきていましたよ」
─退団届の文面は?
「FAXで確認しました。自死をほのめかすような文言? そんなものはありませんよ。ただ、ここ10日間、球団の人と情報交換などのやり取りをしていますが、何回か話が違っていることがありました」
─嚙み合わない?
「いやいや、言ったことが違う話になっているんです。退団届が送られてきた一報が役員の方から入った時も、マネージャーに確認すると、『離婚届が同封されていた』なんてチンプンカンプンなことを言われたことも。退団届には、与田監督や仁村徹2軍監督への謝罪の言葉もありました。シーズン途中で投げ出すことになりましたが、違約金の面でも球団側にご配慮いただきました。関係者の皆さんには本当に感謝しかありません。主人が出てきたら、土下座して詫びてもらわないといけません」
─ちなみに、3億円の豪邸は素敵ですね。
「いえいえ。でも、これは主人が一生懸命働いた結晶ですから、どんなことがあっても守りたい。ただね、正直これからどうなるか‥‥。もし主人が帰ってこなければ、現実問題、手放すことも考えなきゃならない。本当はもう寝込みたいぐらいですよ。何でもいいから情報が欲しい。(いなくなった)夜中の数時間で何が起きたのか。電話1本『生きてるから、ほっといてくれ』でもいいから、何か発信してくれないかな‥‥」
不躾な質問にも終始、気丈に振る舞った夫人も、最後は涙ぐんだ。門倉氏はどこで何をしているのか。
(6月5日配信記事より)