しかし、門倉氏の帰りを待つ家族はさぞかし心配しているに違いない。5月27日、横浜市の豪邸に住む民江夫人(52)の元を訪ねた。
─門倉氏から連絡は?
「報道の通りです。ありません。何の兆候もなく、狐につままれた気分です」
─最後に連絡を取ったのはいつでしょう。
「失踪した前の晩です。12時頃まで30分ぐらいテレビ電話をしました。主人の単身赴任が長いから、二十数年の結婚生活で習慣になっているの。6〜7時間繫げっぱなしの日もあるくらい仲良しなんです。ちなみに、朝と昼にも電話かLINEで連絡を取っています」
─女性トラブルがあったのですか。
「そうなんですか(苦笑)。一連の報道では金、女、ギャンブルといろいろあるようですが、そういった話は一切ありません」
─ご主人のケータイの履歴は確認しました?
「主人のケータイは今、私の手元にあります。ただ、変な連絡先はないんだな〜。警察に出してもらった通話やLINEをチェックしても、見知った方との履歴しかありませんでした」
─金銭トラブルは?
「まったくありません」
─銀行から借入があるようですね。
「それはもう(一般的な)住宅ローンです。おわかりのように野球界はジェットコースターのように収入が安定しません。主人も巨人に入るまでの収入は上り調子でしたが、メジャーや韓国に行った時期の収入は安定しませんでした。芸能人と同じで私たちの収入は水物ですから、問題ありません」
─自宅の差し押さえまであったようですが。
「あれはタイミングです。確か健康保険料を1カ月分払い漏れていただけだったと思います。大げさな理由ではありません」
たった1カ月の健康保険料の滞納だけで、自宅が差し押さえられるものなのか。念のため、自治体の保険年金課に問い合わせると、こう回答があった。
「法律上、1カ月でも滞納すれば、財産を差し押さえることは可能です。ただし、通常は督促状を送るのみです。毎回差し押さえをしていたら我々の体が足りませんからね」
ちなみに自宅の登記簿には、19年2月26日に「横浜地方裁判所担保不動産競売開始決定」の文言が記載されている。
─競売にかけられていたようですが。
「かかっていません。競売にかけられたら私たち、ここには住めませんよ」
─ローン以外に借金は?
「ないないない〜。基本的にローンは嫌いなの。車もローンで買ったことはありません。本当に家のローンだけです」
─保護犬の活動をしているようですが、家計を圧迫することは?
「一般社団法人でやっているボランティアのような活動です。寄付も受け付けていませんし、活動自体、お金はかかりません。体ひとつでできますからね。しいて言えば、移動時のガソリン代ぐらいです」
門倉氏は一般社団法人「エシカルK」で代表理事を務めている。よもや本人がホームから離れる事態になるとは‥‥。
(6月5日配信記事より)
(3)につづく