甲子園・開会式、山崎育三郎の「栄冠は君に輝く」独唱に感動の嵐

 第103回全国高校野球選手権大会の開会式が8月10日、阪神甲子園球場で行われ、俳優の山崎育三郎が大会歌「栄冠は君に輝く」を独唱した。

「開会式冒頭に登場した山崎さんは、外野グラウンドの芝生の上に整列した全国49校の出場選手の前で、大会歌をアカペラで1番から3番まで独唱。その美声にはその場にいた選手や関係者だけでなく、テレビで見ていた視聴者たちも胸を震わせたようです」(テレビ誌ライター)

 ネット上には「山崎さんの美声に感動しました!」「え、上手すぎる。歌声が素晴らしすぎて涙出た」「『エール』で歌ったシーンを思い出してジーンときた」「『エール』でも甲子園で歌ってたよね!思い出して鳥肌立った」「3番まで歌ったのがドラマ通りで素晴らしかった」などと、山崎の歌声を絶賛する意見があふれている。

「山崎さんは2020年前期のNHK連続テレビ小説『エール』に、歌手の伊藤久男をモデルにした佐藤久志役で出演しました。佐藤は作曲家・古関裕而をモデルとした主人公・古山裕一(演・窪田正孝)に夏の全国高等学校野球選手権大会の大会歌を歌うように依頼されます。時代は終戦直後。戦前に軍歌を歌っていたことを悔いていた佐藤は当初、この依頼を断っていましたが、古山や古山の妻・音(演・二階堂ふみ)に説得され、最後は古山に甲子園球場まで連れて行かれ、歌うことを決心します。山崎さんが甲子園球場で大会歌を歌う場面は『エール』屈指の名場面として視聴者の心に残っているのです」(前出・テレビ誌ライター)

 山崎は大会主催者を通じ、「今年、甲子園で歌う機会を頂けたご縁に震えるほど感動しています。選手の皆さんには、昨年コロナの影響で大会が中止になり、出場できなかった先輩方の想いも胸に、全力で楽しんでプレーして欲しいです。出場する選手の皆さん、そして、今コロナ禍で戦う全ての皆さんへエールを届ける想いで歌いたいと思います」とコメントしている。

「エール」が縁で、甲子園で再び大会歌を歌った山崎から、この上ない“エール”を送られた球児たちの2年ぶりの夏の甲子園に注目したい。

(石見剣)

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