「まさかの準々決勝敗退」でもやはり主役 大阪桐蔭ナインは国体もU-18も制す!

 甲子園で準決勝が行われた8月20日、日本高野連は国体選考委員会を開き、今秋に行われる国体の出場校8校と補欠校2校を決めた。

「従来は12校が出場していました。今大会から選手の障害予防のため、3連戦を避けたいとし、代表校数を縮小した、との説明がありました」(アマチュア野球担当記者)

 出場校の顔ぶれは以下だ。「開催ホスト地」となる栃木県の国学院栃木のほか、今大会8強となった仙台育英(宮城県)、聖光学院(福島県)、近江(滋賀県)、大阪桐蔭(大阪府)、下関国際(山口県)、高松商(香川県)、九州学院(熊本県)が選ばれた。補欠校は愛工大名電(愛知県)と明秀日立(茨城県)。また、今大会は登録選手数が16人から18人に増員されることも決まった。

 だが、問題も浮上した。3年ぶりの開催が決まった「U−18杯」との兼ね合いだ。

「U−18杯はアメリカ・フロリダが会場となります。メンバー選考はこれからですが、国体の硬式野球は10月2日からの4日間、U−18杯は9月9日から18日まで。国体とU−18杯の両方に選ばれる球児も出てくるでしょう」(前出・同)

 とくに、大阪桐蔭メンバーはタイトなスケジュールとなりそうだ。

 例えば、投手の前田悠伍、捕手の松尾汐恩、内野手の伊藤櫂人と星子天真、外野手の海老根優大らのU−18杯入りを推す声がすでに出ている。U−18杯の代表チームは地方予選で敗れた高校の選手から代表入りすることも少なくないが、メンバーは「大阪桐蔭+他校の猛者」で構成されそうなのだ。

 大阪桐蔭の野球が秋にリベンジしてきそうだ。

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