世界的大ヒットを記録した映画『レッドクリフ』シリーズで三国志の天才軍師・諸葛孔明を演じ、深田恭子と共演したドラマ『神様、もう少しだけ』(フジテレビ系)など日本でも活動していた俳優、金城武。中華圏ではジャッキー・チェンと並ぶ知名度、人気を誇るアジアを代表するスターだが、ここ数年はメディアで彼の名前はほとんど聞かない。
90~00年代にかけては精力的に活動していたが、ここ10年は仕事をかなりセーブしており、出演した作品の数も少ない。17年に主演映画『恋するシェフの最強レシピ』の公開前には告知を兼ねて中華圏のメディアに出演していたが、それ以降は19年に台湾の飲料メーカーのCMに出演していた程度。SNSなども一切やっていないため、近況は完全にベールに包まれているという。
「本人が宣言したわけではないですが、事実上のセミリタイア状態といえる状況です。しかも、彼は世界各地に不動産を所有しているとの噂があり、そこからの収入で一生暮らせると台湾メディアが報じたこともあります」
そう語るのは台北在住のライター。もともと日本人の父親と台湾人の母親のハーフで日本国籍と言われているが、長らく活動の拠点を置いていたのは台北。ただし、現在は台湾には住んでいないという。
「今年、アプリゲームのCMに起用された際、『撮影のために1カ月前から台湾に戻ってきた』とニュースで報じられ、外国に住んでいることが発覚しました。どの国かは不明ですが、あのクラスのスターになると移動は基本的にプライベートジェット。しかも、金城武は若いころから夜の街で遊び歩いたりする派手なタイプではないため、中華圏のパパラッチも彼の足取りを追うのはかなり大変みたいです」(前出・ライター)
まだ47歳と俳優としては脂の乗った年齢で老け込むには早すぎる。CMだけでなく映画館のスクリーンの前でも再び元気な姿を見せてほしいものだ。