キリンホールディングス(HD)は4月21日、「コロナ禍を受けた飲酒と『アルハラ』に関する実態調査」の結果を公表し、多くの人がコロナ収束後も仕事関連の飲み会は“ないままでいい”と考えていることが明らかになった。こうした飲み会を断る良い方法とは?
「同社が月に1回以上飲酒する全国の20~50代の男女1000名を対象にアンケート調査を実施したところ、『コロナ収束後、復活させたい飲み会』は、1位に『花見』(43.9%)、2位に『忘年会』(41.9%)、3位に『誕生日会』(40.5%)がランクインしました。そして逆に、『コロナ収束後も、ないままでいいと思う飲み会』には1位に『取引先との接待』(64.8%)、2位に『会社の定期飲み会』(61.9%)、3位に『新年会』(49.5%)という結果になったのです」(ネットライター)
ないままでいい飲み会の1位と2位が仕事関連となり、それぞれ6割以上となったことについてキリンHDは、「気を遣うのがしんどいから」「自分の望む飲み会ではないうえ、気疲れするため」という意見や「強制的な一気飲みなどのアルハラなど、さまざまなハラスメントを防げるから」といった「アルハラ」を危惧する声が見られたと説明している。
「仕事関連の飲み会は食べたいものも食べられず、飲みたいものも飲めず、お金と気を無駄に遣うばかりで行きたくない人も多いようです。しかし、上司や取引先との関係性から無下に断ることもできません。そんな時に角の立たない断り方は、参加できないことを謝罪して、また次回へと流すのが良いでしょう。『今日は都合が合わなくて参加できずすみません、次はぜひ飲みにいきましょう』といった具合です。これなら、決して一緒に飲みに行くのが嫌というわけではなく、他に理由があって仕方なく参加できないという印象を与えることができます。なお、『身内に不幸があって』や『家族が病気で』などあまり具体的な理由を言ってしまうと嘘がバレる可能性があるので、『都合が合わない』や『他の予定が入ってしまっていて』程度ににごしておくのが良いでしょう」(マナー講師)
アフターコロナは、仕事関連の飲み会に参加する人が激減するかもしれない。
(小林洋三)