フェイスシールドで乾杯も非接触!? 県職員が実践した“新しい飲み会”の斬新度

 リモート飲みはもう飽きた!? 5月15日夜、大分県職員の有志らが集まり、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため政府が提案した「新しい生活様式」を実践する“飲み会”が開催されたが、その様子にネット上ではツッコミが殺到している。

「同会は大分県と県酒造組合が企画し、3カ所の居酒屋に分かれて約60人が参加しました。クリアファイルと輪ゴムで作ったというフェイスシールドを着用したまま飲み会がスタート。互いのグラスを接触させないように乾杯をすると、シールドと顔の間からお酒を飲んだり、つまみを食べたりと苦労しながらも飲み会を楽しんでいるようでしたが……」(社会部記者)

 口元をハンカチで覆って会話をしたりと何かと制限の多い飲み会に、ネット上では《こんな新しい生活様式は絶対に定着しないだろう》《そもそもここまでして飲み会は開かない》《酔っ払って結局フェイスシールドなんて外しちゃいそうだよな。現実味ゼロ》など、まったく参考にならないとう意見が殺到している。地元紙は「今回の取り組みは基準ではなく参考として捉え、それぞれでできることを考えてほしい」と、県商業・サービス振興課のコメントを掲載しているが、確かに「酒のボトルに触れるのは1人」など、参考にすべき点はあるかもしれない。

「あと数カ月もすれば元の生活に戻れるだろうとの見方もありますが、多くの有識者からの指摘があるように、年単位でコロナ前の生活には戻れない可能性も十分にあります。今回の試みは飲食店を応援する目的もあったそうですが、大勢での飲み会のシミュレーション自体が無駄なのかもしれません」(ITジャーナリスト)

 今はリモート飲みが流行っているが、果たしてアフターコロナではどのような宴席が定着するか。

(小林洋三)

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