これが「小祝さくら」のマル秘伝説だ!(2)走り込みで体がパツパツ状態

【4】母の愛のムチでパターが上達した

 18年のプロ入り2年目、賞金ランキング8位の活躍を見せるも優勝回数は0。上位争いの常連でありながら、課題のパッティングを克服できない小祝に、母から愛のムチが飛んだ。

「当時は母親のひとみさんがパターの練習に付き合っていましたね。試合前の2〜3時間前にコースに入って、ひたすらパターを反復練習。その姿は『スポ根漫画』さながらで、気の抜けたショットを打つと『しっかりしなさい!』と、ビンタが飛び出すこともありました」(スポーツ紙記者)

 そうした厳しさも、女手一つで愛娘と弟を育て上げた母親なりの愛情なのだ。

「ゴルフのレッスンに通うひとみさんの影響で、小祝もゴルフを始めた。そうしたいきさつがあり、なんとか一人前にしたいという思いは強かったと思いますよ」(スポーツ紙記者)

 今年2勝目をあげた時の副賞「プレジャーボート」は、母親にプレゼントすると笑顔で語った小祝。親子の絆はとっても深いのだ。

【5】「恋愛禁止令」でゴルフ漬けの日々

「黄金世代」の恋愛といえば、渋野とテレビ東京アナウンサーのロマンスが記憶に新しい。一方、小祝の場合は、母の監視のもと、ゴルフ漬けの生活を送っているという。

「完全に母親の管理下にあります。今は北海道を離れ、プロ入り前から師事している辻村明志コーチが拠点にしている千葉県船橋市に引っ越しています。自宅は練習場から徒歩3分のところ。可能な限り練習に通っているので、完全な休みがない生活を送っています。ちなみに母親からは『恋愛はNG』と言われているみたい」(ゴルフライター)

 唯一許された「ガス抜き」は、プロレス観戦だ。

「母親の影響でプロレスが大好きになり、勝みなみ(22)や小倉ひまわり(22)と、東京ドームで観戦する姿を目撃されています」(ゴルフライター)

 やはり、母親は強し。子にもたらす影響力は大きいようだ。

【6】走り込み合宿で体がパツパツ状態

 小祝が師事する辻村コーチの門下には、上田桃子(34)や吉田優利(20)などのトッププロが集う。この「チーム辻村24」と呼ばれる集団は、ある身体的特徴が見られるという。

「みんな肉づきのいい巨ヒップなんです。辻村コーチはとことん走り込みをさせる指導が有名で、門下生の下半身はどっしり安定している。これは王貞治氏に一本足打法を指導した荒川博氏のやり方を実践したものです。コースでも、ドライバーで打ったあと落下点までダッシュをさせることも。息が上がった状態でも正確なショットを打つための練習のようです。今年、小祝の体が二回りほど大きくなったのは、オフの宮崎合宿で走り込んだ賜物。その成果がさっそく現れた形です」(スポーツ紙記者)

 世界の王ならぬ「世界のさくら」になる日もそう遠くないかも。また、走り込み以外に、合気道も取り入れている。

「力の入れ方や立ち姿に至るまで『気』の使い方を徹底的に叩き込まれます。これも荒川式。中でも先端を結んだマフラータオルの素振り。上半身の力みを取るために有効で、ドライバーの飛距離が10ヤード伸びたそうです」(ゴルフライター)

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