水原希子の「脱ぎ論」が物議を醸した理由

 モデルの水原希子が3月20日に自らのインスタグラムを更新。一糸まとわぬ姿で被写体になることに対し、「タブーな物、どこかネガティブに捉えられてしまう雰囲気があるなぁと感じています」と主張して、女性を中心に物議をかもしている。

 この投稿は、3月20日から始まった、水原と友人の写真家・茂木モニカ氏による写真展「DREAM BLUE」(@PARCO MUSEUM TOKYO)を告知したもの。写真展の中にも水原が着衣をつけない作品があることから、ヌードに対する持論を長文で展開している。

「この写真を撮ったのは4年前、カリフォルニアでモニカとクリスティンとロードトリップの旅に出た時に撮影したもので、その時の気持ちが赴くまま、大自然の中で解放された私たちの記録です」「裸になって、裸足になって、岩を登ったり、草原を走ったり、自然に湧き出た温泉に浮いてみたり、突然現れた雪山で走ったり、寝転んだり、、初めて自然と一体になれた気がした」「ヌード、裸体は私達のありのままの姿であって、もっとポジティブに多様な捉え方があってもいいなと思うのです」などと綴っており、水原の作品に対する並々ならぬ思い入れが伝わってくる。

 熱狂的なファンのいる水原のこと、インスタのコメント欄には「kikoちゃんの表現に勇気をもらう人がたくさんいると思います」「信念がすごく好きです」「開放感、自由、ありのまま 素晴らしい」「永遠にかっこいい女性の代表です」と多くの声援が寄せられた。一方、ファン以外からは「CMで上半身脱がないといけないときに、お偉いさんのオッさんのギャラリーが増えて気持ち悪かったと言っていた方ですよね」「広告撮影の過程で男性の重役が視察に来たことに傷ついたそうですが、それ以上に際どい写真を雑誌の表紙やインスタで公開するのは構わないのかな?」「こちらも後で『本当は嫌だった』とならなければいいけど」といった突っ込みがネットに続々と書き込まれている。

「水原が広告撮影で受けた屈辱的な経験をカミングアウトしたのは2018年のこと。インスタグラムのストーリーで『20代前半の頃 ある企業の広告撮影』とシチュエーションを明らかにしたうえで、手で胸を隠した撮影があったと説明。その時、なぜかスタジオに『多分上層部であろう20人くらいの社員の人たち』が来て、水原は撮影中は見られたくないと伝えたものの、『写真を確認しなければならないと言う理由で』たくさんの男性に体を見られたと告白しています。それでいて今回は脱ぎに対するポジティブ姿勢を見せているのですから、主張に一貫性がないと疑問に思う人が多かったようです。もちろん、生で素肌を見られるのと、作品として送り出すのとでは全く意味が違うのでしょうが」(エンタメ誌ライター)

 インスタの投稿が話題になったおかげか、写真展と同時に発売される写真集「夢の続き Dream Blue」は発売前にもかかわらず、予約だけでAmazonのタレント写真集部門のベストセラー1位を獲得。これまで何度もSNS上でキワドイ画像を投稿し、「むしろバストトップが見えてるっていうのもオシャレって捉えちゃう」と豪語した、”先端モデル”水原希子の面目躍如といったところか。

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