渋野日向子VS原英莉花“肉食系バトル”が緊急開戦!「快進撃でも取材拒否」

 昨年はコロナ禍でツアー開幕が遅れた国内女子ゴルフツアー。異例の統合となった「20—21年シーズン」の今年は、無事に3月4日の「ダイキンオーキッドレディス」からスタートした。そうした中、黄金世代の渋野日向子と原英莉花に期せずして「男問題」が急浮上。肉食系バトルに発展しそうな勢いなのだ。早くも不穏な開幕前レポートをお届けする。

 異例尽くしのシーズンが、いよいよリスタートする。昨年はコロナ禍で「6.25開幕」となったため、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長が「試合数が半分を下回り、賞金ランキングなどで実力を総合的に判断できない」とし、「20─21年シーズン」という異例の統合シーズンとなった。スポーツ紙デスクが解説する。

「結局、昨年の14試合、今年は37試合予定となり、驚きの51試合で賞金女王を争う。その上、今年の賞金総額は史上最高額の41億4000万円。女王の獲得賞金額が3億円を超えるなんてことにもなりそう。ただ、37試合中16試合が4日制となり、体力とメンタルが問われる。国内ツアーに休まず専念する『鉄人タイプ』が有利になるでしょうね」

 今シーズン厳しい戦いを強いられそうなのが、黄金世代のツートップ、渋野日向子と原英莉花(ともに22)なのだ。イケイケのスタイルが持ち味の両者にとっては、なぜしんどい1年になりそうなのか。ゴルフライターによれば、

「しぶこは昨年同様に海外メジャーにスポット参戦し、夏には東京五輪が控え、12月には米ツアー出場権獲得のための予選会に照準を合わせている。本人も『かなり忙しい1年になる』と話していたが、昨年のように国内で2度も予選落ちすれば、初の賞金女王は厳しい」

 20年シーズン、国内獲得賞金ランキング3位の原英にしても、海外メジャー挑戦を視野に入れているが、

「英莉花は昨年、国内メジャーで2勝したことで、海外進出を強く意識している。今年の目標を聞かれて『常に冒険心を持ち、チャレンジし続けること』と答えたことからも明らか。オフも師匠の尾崎将司のもとで『1年間を通して疲れない、ケガをしない体を作るためのトレーニングをしました』と、世界基準に向けてパワーアップしている。あとは年間の国内ツアー参戦数がどうなるか。『昨年は休養の大事さを感じた』とも言っていたので、出場大会を絞るようであれば、フル参戦タイプの小祝さくらなどのライバル陣に分がありそう」(ゴルフライター)

 渋野は昨年12月の「全米女子オープン」で優勝こそ逃したものの、4位に入って復調ぶりをアピールしたばかり。ところが、その水面下では、異常事態が発生していたというのだ。

「まずは初ロマンス。表面化したのは今年1月にフライデーされ、テレビ東京の野沢春日アナ(31)と高級ホテルで密会ぶりが報じられた。交際のきっかけは、昨年1月放送のトーク番組。渋野が苦戦した欧米遠征から帰国した秋ごろから急接近し、相談にも乗ってもらっていたそうです。昨年の最高のパフォーマンスを見せ、復活を印象づけたのは『全米女子オープン』。中継がくしくもテレ東だったのは無関係ではないでしょう」(スポーツ紙デスク)

 ひそかにイケメン彼氏に支えられていた一方で、鉄の結束を誇っていた「チームしぶこ」はガタガタの状況だったという。

「最も驚かされたのが、名コンビのはずの青木翔コーチが全米女子オープンの快進撃中にテレビ局やスポーツ紙の取材依頼に応じなかったことです。現地に行かないとはいえ、『優勝した時だけ、コメントだけでもいいのでお願いします』という依頼にも『今回はコメントしません』と丁寧に断られた」(民放局スポーツ担当記者)

 こうした「異変」に、関係者は一様に「チーム解体の危機」を疑ったのだ。

 青木コーチの意外な対応ぶりだけでなく、頻発したキャディーの変更も女子ゴルフ関係者たちをやきもきさせていた。

「渋野にとって昨年の英米遠征はまさに屈辱の2カ月でした。特に海外遠征の締めくくりの『全米女子プロ』3日目にはダブルパー8の大叩き。渋野だけでなく、エースキャディーの定由早織さんもショックを隠せなかった。2人の情報収集力や戦略マネージメントに疑問符が付いたとはいえ、『渋野が怒りをコントロールできずに亀裂が入ったようだ』と、JLPGA関係者が心配するほどだった」(ゴルフライター)

 とかく「しぶこスマイル」に目を奪われがちだったが、両者の亀裂は最終的にキャディー交代劇にまで発展した。これまで姉妹のようと称された定由キャディーとのコンビを解消。帰国後も、キャディー変更が相次ぐ。「全米女子オープン」では19年9月に優勝した「デサント東海クラシック」以来の藤野圭祐キャディーと、急造コンビで挑むほど慌ただしかった。

 当の渋野は今年の「公式女子プロゴルフ選手名鑑」の中で、感情のコントロールの難しさについて、こう話している。

〈怒らないなんて私にはできません。(中略)自分の失敗を認めるというか、受け入れることってすごく難しいと思うんですよ。でも、それをやらないとメンタルだけで何打も変わってきてしまう〉

 いわば、プライベートでもゴルフでも大きな岐路を迎えていたのである。

「今期は台湾のテレサ・ルーなど、通算9勝の古賀雄二キャディーが帯同してバッグを担ぐと報じられています。経験が豊富で『選手の調子がいい時は、誰がついても勝てる。落ちてきた時こそ僕らの出番。目配り、気配りがいちばん大事』と言い切る、まさに黒子タイプで適任ではないでしょうか」(ゴルフライター)

 さらには、初ロマンスの行方も気になるところだ。スポーツ紙デスクによれば、

「ブレイク中の女子プロゴルファーの熱愛発覚には、いくらでも失敗例が目立つ。13年賞金女王の森田理香子をはじめ、不動裕理や諸見里しのぶ、藤田光里、比嘉真美子、そしてイ・ボミ。逆に恋愛発覚後も強かったのは宮里藍と古閑美保かな。それこそスキャンダル女王だった古閑が渋野の事務所の先輩だけに心配ないかも。2月の用具スポンサーのイベント出演では『クラブの質問だけ』と、事務所スタッフが報道陣に睨みを利かせていた」

 ここでも真価が問われることになりそうだ。

 一方、黄金世代で、渋野のライバルと目される原英莉花も負けてはいない。現在の原英は賞金ランク3位で、今年1月にはJOC認定五輪「強化指定選手」の8人に選ばれたばかり。しかし、肝心の世界ランクはメンバー中最下位の88位。意外な弱点が見え隠れしていそうで、

「173センチの長身から繰り出すドライバーのような豪快な飲みっぷりで、成人式ではジャンボさんと名酒『十四代』で祝うなど、お酒に目がない。酒の種類は何でもOKで、女子ゴルフ界では1升を空ける勝みなみとともに横綱を張るほどです。ただ酔うといつも以上に陽気になり、調子に乗りやすい。昨秋にはお持ち帰りされた噂が流れたほど」(ゴルフライター)

 気になるお相手の名前も取りざたされており、

「2年連続賞金王でイケメンの今平周吾です。ちょうど、『18年に婚約した美人キャディーと別れた』という話が流れた後で、過去に美人プロの青木瀬令奈とも浮名を流したプレイボーイだけに、すぐに追いかけましたが、すでに別の女性と交際していることがわかり、真相は藪の中でした」(写真誌カメラマン)

 くしくも今平もジャンボ尾崎に直接指導を受けたこともある、いわば「ジャンボ軍団 男子部」のメンバーといってもいい存在。それだけに、いつ2人が接近しても不思議はないといえるのだが‥‥。

「男どころじゃないでしょう(笑)。師匠のジャンボさんは『アイドルじゃあるまいし』と自由にさせているが、逆にいいプレッシャーになっている。決して本人は口にしないが、昨年から自主的にメンタルトレーナーの下で学んでいる。原英の昨年の2勝はともにメジャータイトルだったように大舞台に強いが、成績にムラがある。渋野同様、課題である心のコントロールを克服できれば、新世紀世代(01年生まれ)の笹生優花、ミレニアム世代(00年生まれ)の古江彩佳の2強を追いかけてくれるはずです」(スポーツ紙デスク)

 メンタルの強化は、大舞台で結果を残せるかにかかっている。

※「週刊アサヒ芸能」3月11日号より

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