「令和の米騒動」が沖縄に飛び火!観光客の買いだめ、県外から買い付けの異様風景

 首都圏を中心にコメの入手が難しくなる中、沖縄県で観光客などがコメを大量購入しているという。

 沖縄では他の都道府県に比べコメの品薄感がなく、県内のスーパーには10キロのコメ袋が大量に平積みにされているところもある。もともと沖縄ではお中元にコメを送る風潮があるが、今年は観光客が県外に5キロ入りのコメ袋を送る依頼が増えているのだとか。

 地元紙記者が語る。

「実はSNSなどを中心に、沖縄でコメの在庫が安定しているという情報が流れたようで、観光客だけでなく県外からわざわざ買いつけに来る動きが増えています。中にはスーツケースにコメを詰めて帰る観光客もいますが、飛行機の持ち込み可能な手荷物重量には制限があることから、わざわざ高い送料を払って送っているケースもあるという。もっとも、離島からは到着までに1週間ほどかかる場合もあり、その間にコメ不足が解消する可能性もある。落ち着いて行動してほしいですね」

 料理研究家のリュウジは9月8日、自身のXを更新しコメの「賞味期限」について言及。「米を買い占める大きいお友達へ」と皮肉を込めつつ、「米は消費期限はないが美味しく食べられるのは1~2ヶ月程度 つまり無理に買溜めすると美味しいお米を食う機会を失くしちゃうよ お米の賞味期限は2ヶ月です お米の賞味期限は2ヶ月です」と、暗に大量買いしている人たちに苦言を呈している。

 9月、10月にかけ新米の本格的な流通が始まれば、需給は安定に向かうとの見方もある。地元のコメ在庫を圧迫する恐れもあるだけに、くれぐれも慎重な行動を心がけたい。

(ケン高田)

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